内容説明
ツチノコを世に知らしめ釣りザオをリュックに忍ばせながら山村を放浪、渓流釣りと山村の生活、風景をこよなく愛した山本素石、最晩年の作品を含めた綺談エッセイ集。現在入手困難な絶版本などで愛されたエピソードを精選し、さらに書籍初収録となる「釣りと風土」を新たにプラスした最新復刻版。
目次
釣りと風土(韓国山釣り行;入川料と田舎気質 ほか)
山釣りこぼれ話(山釣り随想;テンカラ幽玄 ほか)
山の魚たち(里のイワナ;北辺のイワナ ほか)
テンカラ放浪記(終の栖家;越前今庄界隈 ほか)
山釣りという名の巡礼(山本素石さん「山釣り文学」のルーツ(森茂明))
著者等紹介
山本素石[ヤマモトソセキ]
本名、幹二。大正8年(1919)、滋賀県甲賀郡甲南町生まれ。尋常小学校卒業後、各種学校や塾を遍歴したが、一つも卒業せず職業も転々として自由業に終始した。山釣りと渓魚の研究を続け、北海道北端から九州、沖縄、韓国江原道まで釣り歩く。生前は天理教滋京分教会長、ノータリンクラブ会長、日本渓流釣連盟副会長、日本随筆家協会々員。昭和63年(1988)死去、享年69歳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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