目次
第1章 日本人類学の立ち上げ
第2章 コロボックル論争前夜
第3章 横穴論とその論争
第4章 コロボックル論とその論争
第5章 日本石器時代に「ない」とされた二つへの挑戦
第6章 坪井の真実
著者等紹介
三上徹也[ミカミテツヤ]
1956年長野県岡谷市生まれ。明治大学大学院博士前期課程修了。現在、長野県上伊那農業高校教員。第10回尖石縄文文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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志村真幸
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本書は、日本の人類学を築いた坪井正五郎の研究書。モース以来の日本の考古学/人類学の流れを示しつつ、坪井がめざしたものへ迫ろうとしている。 周囲のひとびととの関係もふくめて、よく整理されており、そのなかで坪井の考えていたことを明らかにしようとしている。坪井についての総合的な研究は少なく、とても貴重だ。 コロボックル論争についても、そもそもなぜこのような論争が始まったのかという点がすっきり説明されている。また人種交代という考え方から、混交説へ切り替わっていくポイントが明確にされており、説得的だった。2024/01/02
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