目次
1 ヒトの交替劇―考古学的証拠(ホモ・サピエンスの地理分布拡大に伴う考古文化の出現パターン―北アフリカ・西アジア・ヨーロッパの事例;ヨーロッパにおける旧人・新人の交替劇プロセス;南アジア・アラビアの後期旧石器化と新人拡散;新人拡散期の石器伝統の変化―ユーラシア東部)
2 文化の交替劇―新人遺跡が語るモデル(新大陸への新人の拡散―新人の拡散過程に関する比較考古学的アプローチ;日本列島旧石器時代の文化進化;縄紋土器にみる新人の文化進化;縄文から弥生への文化変化)
3 交替劇の背景(複合的狩猟技術の出現―新人のイノベーション;新人・旧人の認知能力をさぐる考古学;西アジアにおける新石器化をどう捉えるか;中期旧石器時代から後期旧石器時代への文化の移行パターンを左右する人口学的要因について)
著者等紹介
西秋良宏[ニシアキヨシヒロ]
1961年滋賀県生まれ。ロンドン大学大学院先史考古学専攻博士課程修了(Ph.D)。現在、東京大学総合研究博物館教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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