出版社内容情報
ものづくり企業の兵神装備が取り組んできたブランド戦略の手法を振り返りながら、中堅・中小、ものづくり企業におけるブランディングとビジネス成長との関係を解説する。
内容説明
“優秀な製品”だけでは足りないメッセージを伝える、ブランドこそがものづくりのカギとなる。B to Bの製造業でありながら、ブランディングを行い産業用ポンプの市場で確固たる地位を築いた兵神装備の取り組みから、中小ものづくり企業のブランド戦略を探る。
目次
1 イノベーターとしての創業者小野恒男(難液ポンプの探索と事業化;一軸偏心ねじポンプトップシェアへの道;広告・宣伝への取り組み)
2 兵神装備のブランド戦略“概論”(BIPの結成とブランド戦略;ブランドマネージャーとブランド戦略)
3 兵神装備のブランド戦略“実践”(ブランド基本価値―ブランド戦略の中心となる製品そのものの価値;ブランド情報価値―企業と製品に信頼と愛着を持ってもらう;ブランド周辺価値―ブランド価値をさらに押し上げる活動)
4 未来への投資となるブランド(兵神装備株式会社代表取締役社長 小野純夫インタビュー;兵神装備から学べること)
著者等紹介
高瀬篤夫[タカセアツオ]
兵神装備株式会社理事ブランドマネージャー。1951年大阪市生まれ。1974年早稲田大学理工学部機械工学科卒業。卒業と同時に家業の株式会社高瀬鉄工所に入社。10年間家業を手伝った後、高瀬設計事務所を主宰。外資系メーカーの開発部嘱託を経て、1996年兵神装備株式会社入社。設計とともにデザインを担当。2006年より同社ブランドマネージャーとして、製品だけでなく展示機・展示専用車両や工場意匠、ブランドを意図した宣伝媒体や書籍に至るまで広範囲にブランド・デザインをプロデュースしている
名取隆[ナトリタカシ]
立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授・研究科長。1956年神奈川県横浜市生まれ。1980年東京大学経済学部卒業後、日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)に入行。日本政策投資銀行地域振興部企画審議役を経て、2009年4月より立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授。中堅中小・ベンチャー企業の経営戦略、オープンイノベーション等による技術開発・新製品開発・人材育成、自治体の地域企業育成政策等を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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