出版社内容情報
企業を取り巻く社会環境が目まぐるしく変化し、社会とのコミュニケーション活動の中核を担う広報部門の役割がますます重要になりつつある。こうした流れを踏まえ、企業の広報には「経営戦略と一致した広報戦略があるべき」との考えに基づき、優れた広報活動とはどうあるべきか、広報力を向上させるためには何をすべきかを、8つの視点から考察する。
内容説明
広報は経営だ!広報活動の最終ゴールは「より良い経営環境をつくること」。そのためには「経営戦略」とリンクした「広報戦略」が必要です。
目次
1 なぜ広報に戦略が必要なのか
2 戦略的広報活動に必要な8つの視点
3 広報における3つの活動領域
4 広報力向上のための対策1(戦略構築)
5 広報力向上のための対策2(情報創造)
6 広報力向上のための対策3(関係構築)
7 広報力向上のための対策4(危機管理)
8 企業が広報力を高めるために
巻末付録
著者等紹介
清水正道[シミズマサミチ]
日本広報学会理事長。日本能率協会広報部長・主任研究員を経て淑徳大学教授に就任。2013年現職兼任。2014年からCCI研究所代表。この間、参議院・経産省・環境省・川崎市などの委員兼任。著書『環境コミュニケーション』(同友館、2010年第5回日本広報学会学術貢献賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
47
広報に長期的な戦略がない日本企業。由々しき事態です、広報こそ、企業の形を表すもの、そのやり方次第でイメージは反転する。以下メモ。広報の真価が問われるのは、予測し難いトラブルが発生した時。広報、ある時は潤滑油として、ある時は土台として。相手に伝わるメッセージを開発する情報創造力。記者と人間関係を築く行動力。万が一のことがあれば、矢面に立つのは広報。情報は一気に出さないと気泡になる。広報が情報流通をコントロールする。真摯に向き合って情報を開示することで、メディアとの信頼関係は構築できる。2023/04/15
ニッポニア
45
勉強のための再読。以下メモ。広報とは経営そのもの。後方に長期的な戦略がない日本。トラブル時、矢面に立つのは広報、真価が問われる。潤滑油にも土台にもなる広報。良い経営環境を構築することがゴール。情報を受け取る相手の立場に立つ、相手の興味や関心を考えて、切り口、文脈を工夫、物語を設計する。記者との人間関係を築く行動力。プレスリリースはきっかけの一つに過ぎない。情報は一気に出さないと気泡になる。広報が情報流通をコントロールする。創造的コンテンツを作る専門部隊を組織。広報の仕事は援護射撃。2024/10/26
Kentaro
31
ステークホルダーとの関係を良好にする活動全般が広報活動。すなわち、自社の経営の考え方や理念を広く伝え、対話を通して納得してもらうことで信頼を獲得し、社会との合意を形成することが広報に求められている。こうした視点からいま改めて注目されているのが、コーポレート・コミュニケーションだ。昨今、広報部門の役割が広がりつつある中で、6つの要素「情緒的アピール」「ビジョン・リーダーシップ」「財務パフォーマンス」「職場環境」「商品・サービス」「社会的責任」を、まんべんなく理解してもらい、評価を得ることをミッションとする。2020/03/15
柊
5
横文字使いたい症候群に罹患してる模様。まったくピンとこない内容だった。絶対もっとわかりやすい内容にできると思う。2019/08/10
mkt
3
自分本位の情報発信では広報の役割果たせない/コーポレートレピュテーション評価軸①情緒的アピール②ビジョン·リーダーシップ③財務パフォーマンス④職場環境⑤商品·サービス⑥社会的責任/広報力①情報収集力②情報分析力③戦略構築力④情報創造力⑤情報発信力⑥関係構築力⑦危機管理力⑧広報組織力/メディアが報道したくなるニュースづくり「IMPAKT」:I逆説·対立構造M最上級、初モノ、独自視点P社会性、地域性A役者、人情Kキーワード、数字T時流、世相、季節性/スタバ広告しない/ 20220220読了 286P 13分 2022/02/20