内容説明
英国の公的医療制度下で生まれたTECS(Technology Enabled Care Services)の概念が、世界の医療・介護サービスのあり方を根底から変えようとしている。TECSは、逼迫した財政を背景に質的にも量的にも変革を迫られる日本の医療・介護にとって、救世主となるに違いない。大英帝国勲章OBEの受章者であるルース・チャンバース教授が著した『Making Digital Healthcare Happen in Practice』を完全翻訳化。日本の現状と照らし合わせながら、これからの医療・介護に関わるすべての人の指針となる1冊。
目次
第1部 デジタル医療・介護を一般診療において実現させる(我々がいる場所は、デジタル技術が可能にした医療・介護サービスが受けられる;あなたの診療所がデジタル高品質マーク(水準)を達成するために
ビデオコンサルテーションと遠隔医療
Apps(スマホアプリ)
ソーシャルメディア
Telehealth
ウェアラブル(着用可能)技術
支援技術(AT:Assistive technology))
第2部 医療・介護サービスの新潮流(TECS(Technology Enabled Care Services:デジタル技術が可能にした医療・介護サービス)
遠隔医療・保健サービスの進展に向け看護師のITリテラシー向上支援策が加速
世界の医療・介護サービスの新潮流1―NHSへの大規模サイバー攻撃の概況と背景
世界の医療・介護サービスの新潮流2―NHSが取り組むシミュレーション教育
放射線医療機器の普及に伴い「1人あたりの被ばく(蓄積)総量」把握が重要に
医療現場の課題解決に向けAI・loTの導入が本格化)
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