内容説明
第九回北斗賞受賞。
目次
黄色
反省文
素泊
寒夕焼
著者等紹介
諏佐英莉[スサエリ]
1987年愛知県生まれ。無所属。第9回鬼貫青春俳句大賞優秀賞、第9回北斗賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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肉尊
9
16歳から俳句を始めた諏佐さんの肌感覚溢れる句を集めた本。(1700円)個人的お気に入りの俳句▲ストローのあつちを向いて春の月▲胎内に胎内の音梨を食ふ▲うどん屋のぬるきお冷や初紅葉2021/11/14
ris3901
5
高2長男の冬休みの課題に俳句作りがあったとのことで、若手の句集を見かけ借りてみました。恥ずかしながら読めない複雑な漢字が多くて振り仮名が欲しかった。例えば囀(さえずり)。職場の方が教えてくださいました。春の季語。2021/01/07
空の落下地点。
1
初、北斗賞受賞作品読書🎉 フラフープを目玉に喩えているんだなぁ。エンターキーは好きな人に修理してもらったのでは?やどかりにやどかり、友だちの賃貸アパートに転がりこむ。扇風機は一方的な労働、搾取、性行為における女性のメタファー。曼殊沙華、言語化の諦め。頭脳が発達した人間は、言語を手離すところまで進化したのでは。象徴に託すという形で。言えない、言い切れない、表し切れない、エゴイズムを削る。表現は優しさの段階に到達している。いや、優しいじゃなくて、〈やさしき〉か。優れてなんかない上に、四季という情景性へ昇華。2024/02/14