内容説明
二人を組合せ共通性、同時代性を論じつつ相違する点を浮彫にする。物理学と客観分析法に通暁している著者が、その上に俳句文芸の研究の精華を加えた。
目次
後藤比奈夫VS和田悟朗―ものVSこころ
森澄雄VS金子兜太―命を運ぶ虚VS生き物感覚
眞鍋呉夫VS宗左近―小説家の俳句VS詩人の「中句」
鷲谷七菜子VS津田清子―情念の美意識VS無為無方のユーモア
廣瀬直人VS福田甲子雄―地方性と土着性
加藤郁乎VS角川春樹―亡き人々の魂鎮め
大峯あきらVS有馬朗人―哲学者と物理学者にとっての俳句
黛執VS山上樹実雄―自然といのちの象徴
宗田安正VS齋藤愼爾―永遠を求める批評精神
稲畑汀子VS山田弘子―雪月花の時に最も君を憶ふ〔ほか〕
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- 和書
- 親も子も後ろ姿を見て育つ