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なぜ、とんねるずとダウンタウンは仲が悪いと言われるのか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784864367950
  • NDC分類 779.04
  • Cコード C0276

内容説明

とんねるずとダウンタウンを最後に、カリスマと呼べるような芸人が現れていないのではないかと思う。お笑いとは、何よりもまず宗教的な熱狂だ。笑いという発作を生み出す古典的な呪術だ。宗教としてのお笑いを司る才気走った天才だけが、カリスマ芸人と呼ばれる。本書では「とんねるず(石橋貴明)=ヤンキー的」であり、「ダウンタウン(松本人志)=オタク的」という対立構造の概念を提唱したい。今なおお笑い界のトップに君臨する2組の歴史をたどりながら、お笑いの30年史を紐解いていくことにしよう。

目次

第1章 「ヤンキー的・オタク的」とは?(仲が悪いと言われる理由は?石橋はヤンキー的、松本はオタク的 ほか)
第2章 1980年代:「ヤンキー的」とんねるずの時代(漫才ブームの裏でとんねるず誕生;『オールナイトフジ』で高卒キャラを打ち出す ほか)
第3章 1990年代:「オタク的」ダウンタウンの時代(ウッチャンナンチャンに導かれて;『ごっつええ感じ』ではパロディを禁じた ほか)
第4章 2000年代:「オタク的芸人の知的遊戯」としてのお笑いブーム(市民革命としての『爆笑オンエアバトル』;『エンタの神様』で本格的な若手芸人ブーム到来 ほか)
第5章 2010年代:若手芸人ブーム終了とヤンキー回帰(若手芸人ブーム終了;ひな壇から飛び出した有吉弘行 ほか)

著者等紹介

ラリー遠田[ラリートオダ]
1979年生まれ。東京大学文学部卒業。テレビ番組制作会社勤務を経て、ライター、お笑い評論家として多方面で活動。お笑いムック『コメ旬』(キネマ旬報社)の編集長を務める。吉田正樹事務所所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gtn

26
とんねるず石橋がヤンキー的、ダウンタウン松本がオタク的との指摘はある程度頷ける。更に実感に即せば、石橋は体育会系芸人と言えようか。たけしとの共演番組がすぐ打ち切りになったのも、石橋が長幼の序を踏まえ過ぎたからと見る。これに限らず、石橋はピンで使うと案外冴えない。傍若無人なキャラクターを活かすためにも、それをうまく処理できる同級生、木梨の存在が大きいことが分かる。2020/05/24

0607xxx

9
とんねるず(石橋貴明)をヤンキー的、ダウンタウン(松本人志)をオタク的という概念で両コンビを比べ、なるほどなと納得。とんねるず、ダウンタウン以降圧倒的なカリスマ性を持った芸人が出てきていないのを考えると、両コンビともに凄いだなと改めて実感。今後の両コンビの行く末が気になる…2015/06/16

あき

5
とんねるずやダウンタウンの80年代を知らないので、少し勉強になったが、あまり核心についてなく、微妙な感じがした。 ★★★★★★☆☆☆☆2015/08/28

湘南☆浪漫【Rain Maker】

1
とんねるず、ダウンタウンで別々に分析すると、仲が悪いというよりは絡み合わない芸風だから交わらない、という感じかな。 関東と関西の違いも当然あるだろうし。2021/02/11

岸田解

1
積み新書崩し。どうなる、20年代!?2020/04/26

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