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タモリ伝―森田一義も知らない「何者にもなりたくなかった男」タモリの実像

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784864366045
  • NDC分類 779.9
  • Cコード C0276

内容説明

3月末日、「森田一義アワー笑っていいとも!」に自ら終止符を打ったタモリ。彼はいったい何者なのだろうか。本書は稀代のトリックスター、「国民のおもちゃ」の実像を探る旅である。タモリと伴走した同時代人たちに会い、貴重な証言を引き出した。さらには既出文献資料を読み漁り、本人や関係者の生々しい発言を抽出する。「何者にもなろうとしなかった男」の軌跡は戦後の高度成長からバブル経済への道と相似形を描きながら上昇を続けた。成熟社会に向かいつつあるこの国でタモリを見続けることの意味は何か。答えはこの本にある。

目次

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著者等紹介

片田直久[カタダナオヒサ]
1968年宮崎県日向市生まれ。企画・取材・執筆・編集業者。出版社、編集プロダクション勤務を経て、2009年より情報誌編集部で政治・経済・医療を担当。作家・大下英治氏の事務所でスタッフライターを務める。『タモリ伝―森田一義も知らない「何者にもなりたくなかった男」タモリの実像』は初の単著である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

憲法記念日そっくりおじさん・寺9条

26
『BUBUKA』のコアマガジンからコア新書というレーベルが誕生。その一冊。樋口毅宏『タモリ論』から『笑っていいとも!』終了に至るタモリ礼賛にもいい加減辟易しているのだが、それでもこういう本は読みたくなる。割と詳細な伝記で面白かった。数々の資料も引用されているが、永六輔が昔語ったタモリ論は見事だと思う。しかし80年代後半〜90年代、タモリを「面白くないお笑い芸人」や「抱かれたくない男」で一位に選んできた大衆が、今や手の平を返したように絶賛し、その言葉を名言だと有り難がる現状は不思議である。2014/04/08

猫丸

14
版元がマイナーなせいか樋口氏の「タモリ論」ほど流通していないようだが、こっちの方が細かく取材している気がする。と言っても4人ほどの取材協力者からの聴き取りが内容のほとんどを占める。それでもタモリ資料の一つとして抑えておきたい本。タモリの底知れなさはアマチュア性にあり、とは弱いまとめだ。変なカリスマ性をもつ人だから、どうしても書く人の思い入れが入るのはしょうがないけれど、事実関係に徹底してくれた方がありがたい。2019/11/14

緋莢

14
2014年3月。31年続いた「森田一義アワー 笑っていいとも!」は終了した。その司会をつとめたタモリとは一体何者なのか?大学時代はモダン・ジャズ研究会でマネージャー兼司会者として活躍し、赤塚不二夫の家に居候しながら、四か国語麻雀や中洲産業大学教授などで徐々に人気を集めるようになっていく。同時代を過ごした証言や文献資料から、その姿を探る。 2017/09/10

Tomomi Yazaki

10
これを読んで確信した。タモリは最初からタモリだった。九州福岡で培われた密室芸やヒップホップの先駆けかも知れない外国語芸で、その斬新かつシュールな面白さは東京でも人を驚愕させ魅了した。一番その才能を買っていたのは言わずと知れた赤塚不二夫。何しろタモリに惚れた彼は、タモリ夫妻を自宅に居候させ、自分は事務所で寝泊まりしていたほどだから。芸人としてはレベルが低いと言われるが、その偶察力は達人の域に達している。赤塚の葬儀で読んだ長大な白紙の弔辞が、そのすべてを物語っているのかもしれない。2019/06/07

0607xxx

10
文献や関係者のインタビューで幼少期から現在までを伝記として纏められており、初めて知ることも多々ありました。実像はまだまだ掴めませんが、この人だからこそ、いいとも!を長年続けられ、先日のグランドフィナーレのあの場面を作れたのだと思う。2014/04/08

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