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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
NAGISAN
1
著者は慶応と東京芸大のダブルスクールを実践された元バンカー。板倉鼎は初めて知った。1924年東京美大卒業、1925年与謝野鉄幹・晶子の媒酌で結婚、1926年パリ留学、1929年パリにて逝去。享年28歳。当時の日本は黒田清輝の印象派が主流。板倉はパリでキュビズムに惹かれる。もう少し生きておられたら、大きな影響を与えたんだろう。本書では、パリに留学していた同世代の画家が多く出てきて色々と勉強になる。また、留学の画家は貧窮というイメージだったが、①裕福な子弟が多かったこと、②円ーフランで円高だったことがわかる。2024/10/24