内容説明
主人公の遣唐使の道昭は、三蔵法師と寝食を共にした愛弟子であり、日本に初めて禅の神髄を伝え、日本で初めて火葬を遺言した僧侶。詩人の想像力は当時の東アジアの情勢と道昭の精神性をしなやかに描く。本書は読者を七世紀の日中韓の世界にタイムスリップさせる。
目次
「異神」の渡来
馬子とウマヤト
大王の座
上宮一族のほろび
血したたる刃
謀反人
遣唐使船
先住民族の歌語り
朝鮮高僧譚
唐王室と玄奘三蔵〔ほか〕
著者等紹介
石川逸子[イシカワイツコ]
1933年、東京生まれ。詩集『狼・私たち』(飯塚書店・1961年/第11回H氏賞)、詩集『定本千鳥ケ淵へ行きましたか』(影書房・2005年/初版は花神社・1986年/第11回地球賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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