イーハトーブ・ガーデン―宮沢賢治が愛した樹木や草花

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  • サイズ B5変判/ページ数 63p/高さ 19X26cm
  • 商品コード 9784864351256
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0072

目次

1章 早春から春へ(ヤナギ;シダレヤナギ;カタクリ ほか)
2章 初夏(ホタルカズラ;ヤマツツジ;クリ ほか)
3章 真夏(ハス;スイレン ヤナギラン ほか)
4章 秋へ(ツリガネニンジン;ホタルブクロ;ヌスビトハギ ほか)

著者等紹介

赤田秀子[アカダヒデコ]
1947年群馬県生まれ。宮沢賢治研究家・カメラマン。2010年二科展写真部入選。所属:宮沢賢治研究会、宮沢賢治学会、千葉賢治の会、千葉県写真連盟、全日本写真連盟、写真クラブ「花の会」各会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MI

86
宮沢賢治が愛した樹木と草花。宮沢賢治ゆかりの草花の写真とその花がでてくる賢治の詩がとてもよかった。例えば 「アンドロメダ、あぜみの花がもう咲くぞ、おまへのラムプのアルコホル、しゆうしゆと噴かせ。」童話「水水仙の四日」より。あぜみの英名がアンドロメダジャポニカであり、賢治の愛した草花を写真を見ながら想像に想いを馳せる。紫のツリガネニンジン。その隣には同じ釣鐘草の赤いホタルブクロ。写真集としてもキレイでとても心穏やかになれた本。2023/09/30

東谷くまみ

45
賢治の作品に登場する樹木は120種余、草花は60種余になるそうで、この本に載っているのはその中のほんの一部。凛として可憐で美しいイーハトーブを彩る花たち。あどけないカンパネルラの言葉に寄り添う優しいりんどうの花を見ていると、なぜか胸がいっぱいになった。林や野原を歩く賢治の耳に花たちは何を囁いたのだろう、イーハトーブの虹や月あかりはどんな音楽をふらせたのだろう。たくさんの写真を見ながら想像する✨自分の紡ぐ小さな物語が「あなたのすきとほつたほんたうのたべものになる」ことを願った賢治の清らかさを思う。2023/09/20

TANGO

33
図書館本。美しい写真と宮沢賢治の文章。少しの解説が入っていて、眺めているだけでも癒される1冊。手元に置いておきたいと思えた。2014/04/10

ひめぴょん

17
私は宮沢賢治についてあまり知りません。読んだ作品も少ない。イーハトーブって何?って感じでした。そんな賢治の作中に登場する草花は表記が独特で一瞬何を示しているのか判別できないものもあります。バビロンサリックス(しだれやなぎ)、アスチルベダビデ(ショウマ類)、べむべろ(ヤナギ)風信子(ヒヤシンス)紫雲英(レンゲソウ)、月長石(リンドウ)といった具合。作品の中ではその呼び方が妙にぴったりはまっていて、その世界観に情緒的詩的美しさを感じます。賢治の自然へのまなざしを植物という切り口で見せてくれる写真集。賢治の言葉2023/10/14

Accoco

4
身近な植物が別の角度から迫ってくるような、それでいて自然の優しさや温かさを感じる写真の本。宮沢賢治の本はあまり読んだことはないが農業をされていたくらい植物、自然を見る目が独特なことを改めて実感させてくれる本であった。2025/03/25

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