目次
INTRODUCTION
1 ル・コルビュジエの言説と作品に見られる連続性と不連続性の両義性
2 アイゼンマンの建築概念
3 平板的幾何学概念を越えようとするアイゼンマンの意識
4 アイゼンマンのdiagramの意義
5 アイゼンマンが分析の対象としなかったミース・ファン・デル・ローエの作品を通して見られるもの
6 コールハースの建築概念
7 関係性の拡張
8 diagramの変容
9 次なる建築概念へ向けて QUANTUMETRIC
CONCLUSION アイゼンマンのdiagramと次代への影響
感想・レビュー
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kthyk
16
この書はかって「ミース再考」に録されているような気がする。最近、量子力学や宇宙論を読んでいて気がついたが、この書は記号論からのミースの建築を読み解く彼の方法は量子跳躍と言えるかもしれない。しかし、近年の反オブジェクト指向のモダニズムにあってアイゼンマンはまさにペーパーレスは反オブジェクト指向の建築家ということであろうが、オブジェクト建築を再考する小生にとってアイゼンマンの方法はやはり理解し難い建築ということになるだろう。オブジェクト建築はどこか?ほかを検討しよう。2025/06/12