内容説明
このところさまざまな学問分野で関心が持たれ、研究が進められようとしている「身体知」とは何かという問題設定のもとで、「身体知」研究の広がりと可能性を展望。或る特定の教科(例えば「体育」)を問題にするものではなく、教育についての新たな形での哲学的考察を展開する。
目次
第1章 身体知の構造分析論と運動学習・運動教育の問題
第2章 教育の基盤と「学び」に関わる問題と身体知
第3章 身体知と「知」の変革の問題
第4章 身体運動技法の考古学―身体知研究の一様態
第5章 美術教育の哲学的基礎としてのアート教育―身体知研究の展開
第6章 ドレイファスの人工知能批判と身体教育
著者等紹介
樋口聡[ヒグチサトシ]
広島大学大学院教育学研究科・教授。筑波大学大学院博士課程修了、教育学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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