出版社内容情報
戦争とは? 平和とは? どうして戦争は起きるの? 戦争が起こったらどうなるの? 戦争と平和について子どもたちと考えるきっかけになる絵本を、テーマや年齢を考えて丁寧に選んだガイドブック。司書さんにもお薦め。
内容説明
絵本をきっかけに子どもたちに伝えたい、考え合いたい。小さな子どもたちにはユーモアや柔らかな目線で戦争の虚しさ、愚かさを伝える絵本を仲よしの友だちや信頼している大人たちといっしょに…。客観的に物事が見られるようになった学齢の子どもたちには「戦争と平和」にさまざまな思いを重ねられる絵本を少しずつ…。
目次
第1章 「平和」って、どんなこと?
第2章 「戦争」って、どんなこと?どうして起こるの?
第3章 ほんとうにあった戦争の話
第4章 戦争が起こると…
第5章 戦いが終わっても
第6章 戦争をやめる・戦争を起こさせない
第7章 希望につなぐ
著者等紹介
草谷桂子[クサガヤケイコ]
静岡県生まれ、静岡市在住。家庭文庫を主宰して41年。日本児童文学者協会、童話創作グループ「かしの木」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k sato
20
毎年、七月下旬になると戦争のことを考えずにはいられません。戦争と平和について、子どもにどう伝えたらよいのでしょうか。この本は、戦争と平和をテーマとした絵本や児童書のガイドブックです。紹介されている絵本の簡単な解説を読んだだけでも、戦争の恐ろしさが感じられます。目をそむけたくなるような記述もあります。特に、第二次世界大戦で日本に落とされた原子爆弾の体験記には心を痛めました。図書館で絵本を借りるか躊躇っています。一方で、平和に関する絵本からは、希望や悦びが伝わってきました。平和の絵本は読んでみようと思います。2023/07/30
anne@灯れ松明の火
16
新着棚で。夏には、戦争と平和に関する絵本を読んでおきたいと思う。このガイドブックは、それぞれの年齢にふさわしいものを選び、さまざまな視点からの分類をしている。例えば、第一章「平和」って、どんなこと?には、「いのち」「友だち」「ちがい」「平和」という見出しが並ぶなど、いきなり難しいことでなく、とっつきやすいことから始めてくれているのがいい。2023/08/15
鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)
4
読みたい本が何冊かあった。一番読みたくなった「ぼくらのサブウェイ・ベイビー」が図書館になく残念…(←買えよ)。/イラクから東日本大震災の際、8億もの義援金が送られていたという話を初めて知った。/「BL出版」という出版社からBLは出ていないのだなというアホ発想をしてしまった(※児童書の出版社)。2023/09/24