出版社内容情報
「からだの権利教育」が子どもにとってなぜ重要かを、国際セクシュアリティガイダンスを基にQ&Aで明らかにする。幼児期と学童期の実践を例にどう教育をすすめていくか提案する。学習に使用できるスライドデータ有。
内容説明
子どもにとって「からだの権利教育」がなぜ大切なのかをQ&Aで明らかに!幼児期と学童期の実践例でどう教育をすすめていくかを提案!「からだの権利教育」の学習に活用できるスライドデータ付。
目次
第1章 「からだの権利教育」とは(「からだの権利教育」Q&A;「からだの権利教育」をすすめるために 学習に使えるスライド)
第2章 何を教えるか・どのようにすすめるか 保育園・幼稚園・こども園編(日々の保育実践の中で;保育環境からすすめるからだの権利教育;行事から見る子どもの権利;「おしり事件」から始まった性教育―なかよしこども園の取り組み;地域に開かれた保育と性教育実践へのチャレンジ―あおぞら谷津保育園の取り組み)
第3章 何を教えるか・どのようにすすめるか 小学校編(「からだの権利学習」はすべての教育活動の中で;こんな視点で!からだの権利学習を;文科省教材「生命の安全教育」を使って)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Takao
1
2022年12月6日発行(初版)。文科省が進める「生命(いのち)の安全教育」という一風変わったネーミングの取り組み。「性教育」という言葉を避け、「性犯罪・性暴力対策」の一環として位置付けられている。本書は、この「生命の安全教育」に対して、国際的に年々進化している「包括的性教育」の理念に基づく「からだの権利教育」の理論と実践が紹介されている。実践も理論もまだまだ形成過程なのだろう。一読してさまざまな疑問も湧いてくる。編者も述べているように、本書は今後実践と議論によってさらに豊かなものになっていくのだと思う。2023/06/07