内容説明
学校教育のデジタル化や、AI機器の使用とオンライン化が促進されようとしている。本書はこのような構想に警鐘を鳴らし、ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」論を検討する中で子どもの思考の発達を考察する。
目次
第1章 授業実践例の分析を通して「発達の最近接領域」の形成について考察する(授業実践例の考察;子どもの発話を支える内的意識の章への注意の向き方と想像する時の意識の動き・思考の作用の考察;教師の、子どもの発話・話し合いへの関わりについて―ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」論に立ち戻って考える)
第2章 ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」論(「発達の最近接領域」論とは;ヴィゴツキーが「科学的概念の発達」の展開の中で、「発達の最近接領域」について論じている意義と意味;概念的思考の発達に関する考察;科学的概念的思考の発達)
第3章 ヴィゴツキーの「概念的思考の発達」論と「発達の最近接領域」論について考えるために(記憶と再生について;自覚について)
著者等紹介
麻実ゆう子[アサミユウコ]
奈良女子大学文学部卒業。小学校教師を経て、ロンドン大学(Institute of Education)にてPhD(博士号)取得。現在は、現職の先生方と研究会で研究、及び執筆活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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