内容説明
いつもおこっているらんぼうな山。いつもやさしいあおくすんだぬま。山はぬまに、けっこんをもうしこみ、ことわられると、火をふきだします。
著者等紹介
安藤美紀夫[アンドウミキオ]
1930年1月12日‐1990年3月17日。京都府出身。児童文学作家・評論家・翻訳家。北海道で高校教師を務めたのち、日本女子大学教授となる。1961年『白いりす』(産経児童文化賞)でデビュー、1973年、『でんでんむしの競馬』で野間児童文芸賞・日本児童文学者協会賞・赤い鳥文学賞・産経児童出版文化賞、『ポイヤウンベ物語』で産経児童出版文化賞を受賞。『七人目のいとこ』は佐久間良子主演でテレビドラマ化された
長谷川知子[ハセガワトモコ]
1947年、北海道北見市出身。画家・絵本作家。武蔵野美術短期大学デザイン科卒業。1972年『ボタン貝船の兄弟』(講談社)でデビュー。『ひつじぐものむこうに』(あまんきみこ作・文研出版)でサンケイ児童出版文化賞受賞。2004年に、きたみ観光大使に任命される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おはなし会 芽ぶっく
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支援学級(5年生1名、6年生2名)ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】 乱暴な山ピンネシルは、静かな沼ピルカトーに結婚を申し込みますが、断られ火を噴きます(噴火)。大地はぼろぼろ、沼であるピルカトーも被害にあいますが…。失ったものを取り戻すのは簡単ではないですね。2021/12/20
ヒラP@ehon.gohon
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荒れ狂う活火山と自然豊かな北国の沼のお話です。 火山が男性で沼が女性であるという設定が面白いと思います。 火山が荒々しい間は、沼と共存などできないのです。 結婚を断った沼のピルカトーに対する、火山のピンネシルの仕打ちは酷いものでした。 でも、死んでしまったと思ったピルカトーの底力は素晴らしいと思います。活動をやめたピンネシルとの共存こそ結婚なのですね。2019/09/17
2時ママ
1
次女 小3 ひとり読み。2019/07/06