目次
1 L・レズビアンの巻(女の子同士のほうが気楽だからこのままでいいよね?;同性愛の人ってどのくらいいるの? ほか)
2 G・ゲイの巻(男らしさ、女らしさってなに?;「ジェンダーバイアス」ってどういうこと? ほか)
3 B・バイセクシュアルの巻(性教育、受けた?;持ち物が地味だと男の子みたい? ほか)
4 T・トランスジェンダーの巻(生まれ変わったら男がいい?女がいい?;小さいときから女の子の服装はきらい ほか)
著者等紹介
手丸かのこ[テマルカノコ]
埼玉県出身。第29回小学館新人コミック大賞佳作デビュー。地域の女性消防団としてAED指導や防災啓発劇(老人ホーム、幼稚園で上演)で活躍
金子由美子[カネコユミコ]
長い間、公立中学校の『保健室の先生』をしていた。今も、中学生、高校生の学習支援事業で中高生と関わり続けている。また性教育の研究グループ、子どもたちからの電話相談などの役員。NPO法人さいたまユースサポートネット学習支援教室責任者、一般社団法人“人間と性”教育研究協議会代表幹事、一般社団法人日本思春期学会理事、NPO法人チャイルドライン支援センター理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chimako
73
保健室に別置する前に読んでみた。以前読んだ『LGBTを読み解く』よりも断然役に立つ。悩んでいる生徒への対処の仕方、声のかけ方、励ましかた等が分かりやすく漫画で紹介されている。生徒が読んでも良いし、先生が読めば参考になる。ただ、こんなにうまく物事は運ばない。一人一人の気持ちに沿った声かけが大切だと改めて思う。作中の保健室の扱いが気になるが、気持ちが楽になる場所は必要。それが保健室だけとは限らない。図書室もホッとする場所でありたいと思う。2020/12/17
katsubek
16
公立中学校で養護教諭をしていた方の監修によるLGBTの子どもたちとその子らをめぐる人々との物語。マンガという媒体が入り口を広げてくれる。「世間」や「学校」は、ややもするとマンガを一段低いものと見なす風潮が今もある。大変残念である。閑話休題、「アライ(ally)」という表現、大変素晴らしい。受け入れていると表明することは、何て素敵なことか。そういう輪を広げていくことが、「生きにくさ」の緩和につながるはず。日本という国に、そういうことを根づかせたいものである。2017/12/29
ヒラP@ehon.gohon
11
マンガにすると、LGBTの問題が軽く理解されるように感じられます。ある意味正解かも知れませんが、解説の文章も重要です。2025/04/25
畳
1
LGBTのことだけでなく親との関係性も色々な例が出ている。子供向けかなと思ったけれど保護者に対するアドバイスもあるので学校などにあるとよさそう。2017/09/09