出版社内容情報
柴谷匡哉[シバタニマサヤ]
著・文・その他
内容説明
長寿日本一がいる老人ホームの施設長が教えます!涙と笑いと驚きのエピソードで…認知症でどうなる?どうすればいい?がわかる本!
目次
はじめに 老人ホームは、今日も「まさか!」の連続
第1章 施設長、ちょっと来てください!
第2章 愛憎と心の事件簿
第3章 施設長、緊急事態です!
第4章 老人ホームで働く職員はつらいよ、でも楽しい
第5章 認知症にならない習慣を手に入れよう
著者等紹介
柴谷匡哉[シバタニマサヤ]
1968年、大阪府八尾市生まれ。神戸大学大学院経済学研究科修了。元大阪府議会議員、税理士、行政書士。大阪府柏原市にある社会福祉法人明寿会において特別養護老人ホーム、ケアハウス、グループホームなどを運営。のみならず、自ら社会福祉士、介護福祉士、ケアマネージャーとして福祉介護の最前線で活動している
志賀和夫[シガカズオ]
1945年生まれ。志賀医院院長、大阪大学医学部卒業、内科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
99
介護・・・されるほうだけでなく介護する立場もあり、現代社会で一番の問題だと思う。この本には介護、特に認知症の様々な症例と解説が書かれている。徘徊、過食、昼夜逆転、被害妄想、他。皆普通に生まれて子供になり生きてきた人ばかり。そこが悲しい。介護の大変さはしたものではないとわからないと思う。身の回りにもいる。この問題、ただ介護職員を増やすだけでなくいかに定着しやりがいのある職業にするには国の考え方も見直す必要がある。とにかく介護職員の待遇改善が必要だ。この問題は年々加速してゆくと感じた。図書館本2023/04/05
harupon
29
読友さんの感想を読み、即刻図書館予約してやっと順番が回ってきました。面白いわ。介護施設の話だけど我が家の元気バリバリだけど認知症の義母との日常も似たようなもの。思わず、吹き出してしまう( ´艸`)。❝おわりに❞書かれていた『京都伏見介護殺人事件』の10年後の出来事に涙した。一人で親の介護は、場合によってこんな哀しいことを引き起こす。2025年には65歳以上の5人に1人は認知症!私ども夫婦と、兄夫婦、義妹夫婦の6人中一人は認知症予備軍なのか?!いやぁ~大変です。 2023/12/20
ひほ
21
施設での実話を交えてわかりやすく認知症について解説。現場の大変さをしることができよかったです。2023/04/09
ちろ
13
介護職員のことを「寮母さん」呼びなことや、通夜に私服で行ってしまわれるスタッフに疑問はあるものの、著者の柴谷匡哉さんはいろんな資格をもち、今もなお最前線で活躍されている方ということもあり、専門的な知識も交えながらさまざまな症例をユーモアを加えながら書いてくれているので大変読みやすかったです。2023/06/29
めえめえ
11
数々の老人施設を長年に渡って運営してこられた著者の体験談。紹介する殆どが認知症の老人でした。施設内の高齢者の恋愛沙汰は昔から聞いていたけど、まさか同性カップルまでいたとは!また、老人ホーム専門の窃盗団がいたり、初めて聞いた話も多かったです。うちには2人該当者がいたので幾つもの認知症関連本を読みましたが、それでもきりがないくらい色んなことをしてくれる認知症の方々でした。最後はリスクを下げる方法が書いてありました。2023/07/28