出版社内容情報
阿川佐和子さん、推薦!
まもなく迎える死への覚悟が
すがすがしく変わった。
「いい人生だった」と思えるように。
世界的ベストセラー、待望の邦訳。
生き方
1日の終わりを、週末や休暇、定年退職を
待ち望んでいませんか?
それは、死が早くやって来るよう望むことと同じ。
あなたに残された時間は、減っていく一方なのに。
死に方
死ぬとき、人は悟りを開きます。
一瞬一瞬の重要性を知り、
仮面、幻想、恐れ、空想、抑圧といったものを
すべて捨て去るのです。
看取り方
死にゆく人は、
「自分は大切な存在で、愛されている」と
感じるべきです。死にゆく人に寄り添いたいのなら、
その人の感情を価値あるものへ変えることです。
――経済的に恵まれていて、
人生に多くの選択肢があった人ほど、
死を前にすると、
後悔の波にのまれやすい傾向があります。
逆に、生き抜くという
ただ1つの選択肢しかなかった人ほど、
逆境のなかでも最善を尽くしてきた
という揺るぎない自信をもって
最期を迎えられます。
目次
死は生への架け橋
祖母の苦しみを癒す大きな手
繊細すぎて病気を診られない医師
偽善にならないケアの条件
失われた人生が息を吹き返す
共感しないで同情する
死への怖れ、人生への怖れ
死は人生で最も確かなもの
1日の終わりを心待ちにしないで
永遠に生きると思っている人たち
自然死することをゆるす
死へ進む過程:4つの元素の分解
病気の告知は死を早めない
死にゆく人の悲しみを誇りに変えて
生きながら死んでいる人たち
なぜ貧しい人ほど最期は安らかなのか
「自分に正直に生きればよかった」
「自分の気持ちを伝えればよかった」
「働きすぎなければよかった」
「もっと友人と過ごせばよかった」
「幸せをあきらめなければよかった」
喪失の痛みに身を任せなさい
死に方は自分で選ぶ
大切な人との思い出を語ろう
著者等紹介
アランチス,アナ[アランチス,アナ] [Arantes,Ana Claudia Quintana]
サンパウロ大学病院の女性医師。緩和ケアや老年医学の分野で、世界で最も尊敬されている医師のひとり。緩和ケアにおける高度な専門家の連携を牽引するカーザ・ド・クイダール協会の創設者。サンパウロ大学を卒業後、クワトロ・エスタソエス心理学研究所、オックスフォード大学で上級学位を取得
鈴木由紀子[スズキユキコ]
ポルトガル語通訳・翻訳者。筑波大学大学院修士課程地域研究研究科修了。外務省在外公館専門調査員等を経て翻訳者に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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