内容説明
安倍総理は若い日本人に“希望”をもたらす目標を立て、経済・外交の全政策を集中させた。アベノミクスも社会保障も、日米同盟も五輪招致も、すべてが一体だったと、国民は退陣後に気づくことになる。官邸4階で総理を支えた著者だけが知る、宰相・安倍晋三論。
目次
第1章 官邸4階から見た安倍総理
第2章 統治者に見えている景色
第3章 見えてきた日本の新しい姿
第4章 世界を唸らせる安倍外交
第5章 官邸4階からみた危機の宰相論
第6章 安倍総理における孤独と達成
著者等紹介
谷口智彦[タニグチトモヒコ]
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。1957年香川県生まれ。東京大学法学部卒業。1985年日経マグロウヒル(現・日経BP)社に入り「日経ビジネス」記者。同誌ロンドン特派員、主任編集委員を経て2005年退社。この間プリンストン大学フルブライト客員研究員、ロンドン外国プレス協会会長(アジア初)、ブルッキングズ研究所給費研究員など歴任。2005‐08年、外務省で外務副報道官。2013年2月から内閣審議官、14年4月から内閣官房参与として安倍晋三総理の外交政策演説を担当。2020年9月、安倍総理辞任とともに内閣官房参与を辞職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ucchy
2
第2次安倍政権で総理のスピーチライターを務めた著者が間近で見た総理を語る。安倍総理は7年8か月の史上最長任期の総理として赫赫たる成果を上げた。少子化対策、支出を高齢者から若年層にシフト、消費税引き上げ、農協改革、何より人々が希望を持てる社会を造ること。外交では米国連邦議会演説、豪州議会演説、世界の首脳との親善、TPP実現など日本のプレゼンスを高める前人未踏の達成を成し遂げた。批判する人は常にあったがこのような成果を上げれた人は他にいなかった。総理が最も感じることは「権力が如何に使えないものか」という限界。2021/01/20
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