内容説明
令和に残すべき最後の証言。「生の声」は時に告白であり、懇願であり、叫びであった…。歴史ノンフィクションの金字塔。
目次
第1章 日本統治下の生活
第2章 日中戦争
第3章 軍人たちの戦い
第4章 特攻隊
第5章 空襲と終戦
第6章 ソ連の侵攻
第7章 東京裁判
第8章 抑留
著者等紹介
早坂隆[ハヤサカタカシ]
1973年、愛知県生まれ。ノンフィクション作家。大磯町立図書館協議会委員長。『昭和十七年の夏 幻の甲子園』(文藝春秋)でミズノスポーツライター賞最優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かっくん
5
ペリリュー島にて鎮魂のため頭を下げられる平成の両陛下の写真が本書の表紙となっている。本書に収められている戦史の証言者たちは1910年代から20年代の生まれの方たちがほとんどで、全員が遠くない将来に鬼籍に入られることになるのだろう。昭和の戦争を生きた方たちの人生をいかに後世に残していくべきか、時代のバトンを引き継いだ我々世代の課題である。2024/10/19
めっかち
3
先の戦争に関連する証言を元としたノンフィクションのオムニバス。今や、大東亜戦争を主体的に経験した方々はほとんど鬼籍に入ってしまった。「南京大虐殺」は史実かの如く扱われ、ソ連による抑留も忘れられようとしている……。真の「反戦」思想は、本書に出てくる方々の声へ真摯に耳を傾けることからしか生まれてこないだろう。2024/05/10
まり
1
102020/08/10