内容説明
隠された原爆開発者の被曝。なぜ科学者は2か月後の爆心地を訪れたか?なぜ急転直下、長崎に投下されたのか?76年間伏せられてきたタブーに挑む!
目次
まえがき
第1章 長崎に原爆が投下された謎を解く
第2章 アメリカはなぜ日本に原爆を投下したのか
第3章 オッペンハイマーの癌
第4章 アメリカは、いかに「原爆」を検閲したか
終章 オッペンハイマーの死は何を語るか?
あとがき 森永晴彦先生とオッペンハイマー
補論1 アメリカ人はなぜ日本人の原爆に対する感情を理解できないのか?
補論2 「広島レクイエム」をアメリカ人はどう受け止めたか?
著者等紹介
西岡昌紀[ニシオカマサノリ]
内科医(脳神経内科)。1956(昭和31)年東京生まれ。大田区立山王小学校・東京学芸大学付属世田谷中学校・東京学芸大学付属高校・北里大学医学部各卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マイケル
14
アメリカはなぜ日本に原爆を投下したのか。人類史上類を見ない残虐な行為。当初目標の小倉から長崎に原爆投下が変更された理由を科学的・論理的に考察。プルトニウム原爆の崩壊熱発生で使える時間が短かったため基地に持ち帰るわけに行かなかったという説。原爆投下をめぐり信じられてきた米国発表の数々のウソ指摘。一番問題なのが隠蔽された原爆投下後の放射能被害。オッペンハイマーの死因:癌とトリニティ実験爆心地訪問に因果関係はあるのか。徹底した検閲に成功し米国では原爆投下正当化浸透。一方、検閲失敗で反戦運動が起きたベトナム戦争。2023/07/25
yuma6287
7
オッペンハイマーの死を検証した本。70年経って尚科学で解き明かせない謎があるんだなぁと関心しました。アメリカから見た原爆観、疫学、アメリカの検疫の不快っぷりを知れたのは収穫。ティコ・ブラーエ毒殺説を信用してるし、広瀬隆を引用する。果たして科学者として疑問符に残る。また、頁数は少ないし文字は大きいので、内容も薄っぺらい。専門家に専門外の書かせるのは間違っている。私も気を付けなければならない。伝記と思って手に取った時間を返して欲しい。2024/04/04
たつや
5
原爆について、考える機会を得た。補論が興味深く、多様に考える事ができ、視野が広がった。2024/08/20
トッシー7
2
オッペンハイマーについて深く書かれているわけではないが、勉強になった。2024/09/18
悸村成一
2
読了-12冊め。現実には不確定な要素が多くて、軽々な判断をためらわせる、としか言いようがない。2024/05/10
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