内容説明
西郷隆盛、夏目漱石、明治天皇、松尾芭蕉、豊臣秀吉、森鴎外…偉人20人の人生の終い方。
目次
第1章 理想に殉じた幕末の英傑たち
第2章 壮絶な死を遂げた明治の文豪
第3章 新時代を開拓した偉人の遺言
第4章 江戸文化を築いた文人墨客の末期
第5章 戦国乱世を生き抜いた一代の英雄
第6章 死を達観して逝った近代の文学者
著者等紹介
西村眞[ニシムラマコト]
1939年生まれ。出版社勤務を経て、パリで発行されていた「LUI」日本版編集長をはじめ、各社11誌の月刊誌編集長を歴任。その一方で歴史の古書、稀書を閲読し、国内外の史跡旧蹟を訪ねて、英傑偉人たちの足跡と生涯をたどった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
32
辞世の句を集めたものなのかな?と興味津々で開いてみたら、著名人の死に際の言葉や様子を短くまとめたものでした。墨田もんですしね、やっぱ勝さんにニッコリ。結構面白かったけれど、どうしてまたこんな内容?この人選?と読みながら質問がやまほど浮かびましたが、花田紀凱氏の雑誌連載をまとめたものと知り、なんとなく納得。日本語という言語オンリーの、ちっちゃな溜池メディアで泥船を潰しては乗り換えてきた元気なおじ様まんまな気がします。嫌いではありません。2019/04/08
金吾
18
著名人の人生を簡潔にまとめています。2章と6章はどのような人かあまり知らない人だったので面白かったです。2021/12/05
舟江
6
ミニ伝記の本のようであった。1章と3章は暴力革命を起こした人達であり、異常な人達であるから除いた方が良かったと思う。それにしても勝海舟の「人の息の切れた時は、夢の覚めたのと同じ事だろうよ」は、圧巻であった。2018/10/31
すうさん
3
芸術作品は作った人がどんな人であれモノとしては残っていくのだろうが歴史上の人物でもなければ人としては勲章をもらおうが財産をしこたま持っていてもその人の関係者しか関係がない。しかもその関係者もいなくなればその業績もやがては薄れていくのが常。だからモノでなくその人の生み出す「言葉」こそが、その人として残っていく。たとえ個人的なことであっても辞世の言葉や最期の言葉は人生を総括するものなのでその人を知らなくても無関係な私達の心に響く。私自身も凡人の一人としてせめて自分の子供たちに「ことば」を残したいと思っている。2024/10/17
Woody
3
歴史的著名人達の最期の言葉にまつわるエピソードや背景が書かれているが、古文内容の解説があればもっと分かり易い。3 2018/12/03