新軍事学入門―平和を望むなら、戦争の準備をせよ

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864104302
  • NDC分類 390
  • Cコード C0095

出版社内容情報

米軍関係者、佐藤正久、佐藤優が解説する、日本人のための軍事インテリジェンス入門

<目次より>
序章 なぜ、軍事学だけ抜けたままなのか?(飯柴智亮・元米陸軍大尉に聞く)
第一章 国家戦略の基本とは      (同上)
第二章 日本に外交戦略はあるか    (元外務省主任分析官・佐藤優氏に聞く)
第三章 空軍戦略と「基本の7条」  (内山進・米空軍中佐に聞く)
第四章 海上自衛隊戦略と「防衛三線」(北村淳・米シンクタンク海軍戦略アドバイザーに聞く)
第五章 海自作戦編―米海軍は空母・海兵隊を出さない (同上)
第六章 自衛隊戦術編                (同上)
第七章 陸上自衛隊戦略とトランスフォーメーション  (飯柴元大尉)
第八章 基本は外交、背後に剣            (佐藤正久参議院議員に聞く)
終章 「普通になれない国」の政治の闇        (飯柴元大尉+佐藤優氏)

聞き手・小峯隆生(週刊プレイボーイ記者・筑波大学非常勤講師)

目次

序章 なぜ、軍事学だけ抜けたままなのか?
第1章 国家戦略の基本とは
第2章 日本に外交戦略はあるか
第3章 空軍戦略と「基本の7条」
第4章 海上自衛隊戦略と「防衛三線」
第5章 海自作戦編―米海軍は空母・海兵隊を出さない
第6章 自衛隊戦術編
第7章 陸上自衛隊戦略とトランスフォーメーション
第8章 基本は外交、背後に剣
終章 「普通になれない国」の政治の闇

著者等紹介

飯柴智亮[イイシバトモアキ]
1973年東京都生まれ。元アメリカ陸軍大尉、軍事コンサルタント。16歳で渡豪、米軍に入隊するため19歳で渡米。北ミシガン州立大に入学し、学内にて士官候補生コースの訓練を修了。1999年に永住権を得て米陸軍入隊。精鋭部隊として名高い第82空挺師団に所属し、2002年よりアフガニスタンにおける「不朽の自由作戦」に参加。“世界で最も危険な場所”と形容されるコナール州でタリバン掃討作戦に従事。03年、米国市民権を取得して04年に少尉に任官。06年中尉、08年大尉に昇進。S2情報担当将校として活躍。日米合同演習では連絡将校として自衛隊との折衝にあたる。09年除隊。現在、軍事アドバイザーとして各方面で活躍中

佐藤優[サトウマサル]
1960年東京都生まれ。作家。同志社大学神学部卒、同大学大学院神学研究科博士課程前期修了後、外務省入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務した後、外務本省国際情報局分析第一課に勤務。主任分析官として活躍したが、2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕される。2009年最高裁で上告棄却、執行猶予付き有罪が確定し、外務省の職を失う。釈放中から精力的な執筆活動に取り組み、デビュー作『国家の罠』(新潮文庫)で毎日出版文化賞特別賞、『自壊する帝国』(新潮文庫)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞

内山進[ウチヤマススム]
1963年東京都生まれ。アメリカ空軍予備役中佐。アメリカ空軍指揮幕僚大学(Air Command and Staff College)卒業、ガバナー州立大学で分析化学修士号修得、ミズーリ州立大学で化学学士号修得。アメリカ空軍に11年、アメリカ陸軍に10年間所属。アフガニスタンに1回とイラクに3回、任務のため派兵。2006年から2010年まで横田基地に勤務し、空自と陸自とのコミュニケーションを深める。2000年キーンスワードならびに2009年キーンエッジの日米合同演習に参加

北村淳[キタムラジュン]
東京都生まれ。軍事社会学者、米シンクタンク海軍戦略アドバイザー。東京学芸大学教育学部卒業。警視庁公安部勤務後、1989年に北米に渡る。ハワイ大学ならびにブリティッシュ・コロンビア大学で助手・講師等を務め、戦争発生メカニズムの研究によってブリティッシュ・コロンビア大学で政治社会学博士号を取得。専攻は軍事社会学ならびに国家論。軍隊の内部でフィールドリサーチを行う数少ない日本人。シアトル在住

佐藤正久[サトウマサヒサ]
1960年福島県生まれ。参議院議員、自民党国防部会長。防衛大学校(27期・応用物理)卒。第4普通科連隊(帯広)、外務省アジア局出向、第5普通科連隊中隊長(青森)、国連PKOゴラン高原派遣輸送隊初代隊長、米陸軍指揮幕僚大学卒(カンザス州)、東北方面総監部防衛部(仙台)、イラク先遣隊長、復興業務支援初代隊長、第7普通科連隊長兼福知山駐屯地司令を経て、2007年参議院議員(全国比例区)に当選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

28
今の自衛隊ができるのは戦争ごっこ。国際関係論、国際政治学、軍事学を同時に学べるところがないという。また専守防衛で攻撃力なし。また上官の指示なしに銃も撃てないようでは戦争にならない。安保が米国に握られている為、その上(戦略ピラミッド)にある国家戦略など立てられるわけない。ましてや地位協定もある。米軍に勝つための「9条の法則」p76があるが、非常にシンプル。911後、Contingency Plan を持っていたが、イラク後の戦略プランがなかった。不測の事態のシナリオが幾つも書かれており参考になった。再読。2020/04/24

かわうそ

25
★★★★★ 凄すぎる、この本によって自衛隊や安全保障、米軍基地に対する考えを完全に改めさせられた、まず、自衛隊は世界でトップである事が二つある、まず、機雷除去の技術、あるいは機雷敷設の技術、二つ目はディーゼル潜水艦の技術である、この前、ディーゼル潜水艦はオーストラリアに売る予定であったが中国の圧力により売る事ができなかったのは良かった事かもしれない なぜなら、技術流出しなくてすんだからだ!2016/07/20

James Hayashi

23
2015初版。軍事オタクと呼ばれる小峯隆生が5人の専門家に聞く。副題がいい。「平和を望むなら、戦争の準備をせよ」これはオタクの為の本でなく、自国防衛の軍事力、自衛隊のあり方と対中国を意識した内容。 イージス艦が無敵であるイメージを持っていたが、高価(1500億円)であり大和や武蔵の如く無用化もうたわれる。中国が同時多発にミサイル攻撃をすると塞ぎようがないと言う。北村氏はトマホーク800基(1000億円)配備で中国と北朝鮮に対処できるというが。中国が日本の原発にミサイルを撃つ可能性も。続く→2017/09/29

T坊主

9
1)日本人で米軍に入隊した人がいるとは驚きだった。2)うやむやにしてやっていくというのは日本の得意というか難しいことは考えたくないということなのでしょうが? 3)平和ボケでこれたのも、海に囲まれた最東端の国家の利点なのでしょうが、経済が発展して侵略意識を持つ隣国がいる以上、今までのような考え方ではだめ、国民もマスコミも目を覚ますべき、とは言っても野党さんは主義だから党名を変えても主義は変えれないでしょうが。4)国家として国家戦略がない、本当恥ずかしいですね。憲法改正は別として普通の国にはなりたいですね。2016/03/15

majiro

8
ああ、そうかー。なるほどなー。井沢さんの「日本史集中講義」と石破さんの「国防」と本書が輪になったゾ。井沢さんの指摘する通り、日本人には穢れの思想があって、未だに脈々とあるもんだから、こういうのを扱ってる人を忌み嫌うし、ミサイルの値段から目を背けていたりするんだよな。2017/01/24

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