出版社内容情報
有名な目黒寄生虫館が監修する、世界でただ一つの寄生虫のビジュアルブック！
内容説明
ロイコクロリジウムは寄生したカタツムリを中から操り、鳥に発見させて自らと共に食べさせる！カタツムリをイモムシに変える。若い２匹が合体して死ぬまで離れない。虫から草に転生する。シーラカンスと共に悠久の時を生きる。カマキリの腹から出てきたものは―地球上でもっとも奇妙な生態と形態をもつ生物、寄生虫。「世界でただ一つの寄生虫の博物館」が監修する、軽妙な解説とドラマティックなイラストで描かれた、超オモシロ寄生虫ワールド。
目次
扁形動物
線形動物
節足動物
刺胞動物またはそれに近縁なグループ
原生生物
植物・菌類
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
69
東京にある目黒寄生虫館の監修になる本。日本、海外の様々な寄生虫、寄生植物、寄生する昆虫などがイラストと解説で紹介されている。虫やニョロニョロ、クネクネしたものが嫌いな方は読まないほうがいいかもしれない。アニサキスやホタルイカに寄生するクラシカウダ、肝吸虫などを見るとやはり魚の生食にはくれぐれも気をつけたい。またメジナ虫というアフリカの寄生虫は1mにもなって足から出てくるという、これは怖い・・図書館本2017/03/23
★YUKA★
41
イラストも解説文も、それぞれの寄生虫に付いているサブタイトルも全部良かったです☺️ 怖い寄生虫もチラホラ。 目黒寄生虫博物館に行きたくなりました☆2017/10/13
紫羊
20
非常に凝った造りの本です。とりたてて寄生虫に興味があるわけでもないのに、本の装丁に惹かれて買ってしまいました。寄生虫が、写真ではなくイラストで描かれていて良かった。綺麗な細密画が、この本の雰囲気に合っています。文章も気が利いていて楽しめます。とにかく手に取って眺めるだけで、本を所有する満足感を味わえる不思議な一冊です。2013/09/24
sin
19
この夏、イベント「日本の夏は、やっぱり怪談」のために読んだどの本よりこわい！パラサイトイヴで紹介されたカタツムリに寄生して触覚をカラフルな芋虫にみせて鳥に捕食させるやつや、カマキリのお腹にいるやつ！！「あーやっぱりあれは内臓やなかったんやー」、もちろん人に寄生するやつもうっ！ぞぞー、ぞぞーの連発でした。2013/09/01
ふぇるけん
16
装丁は地味だし、写真はなくてすべて手書きのイラストなのだけど、解説にダジャレなどが混ざっていたり結構楽しめる一冊でした。良くある線虫や条虫などに限らず、植物に寄生するものなどバラエティに富んだ一冊でした。そもそも寄生虫は最終宿主に危害を及ぼすものではないので、人に危害を与える寄生虫は本来の宿主には到達できなかったということで寄生虫にとっても不幸なことである、という解説が面白い。目黒寄生虫館行ってみたいなぁ。2014/06/30
