出版社内容情報
フランス産ヒロイック・ファンタジーの傑作!
内容説明
呪われた神ラモールの復活を目前に控えアクバルの地に緊張が走る。魔術女王ラマはいにしえの神々の魔術書をひもとき、再びラモールを封引する魔法を発見した。しかし、封印の魔法には長い時間が必要である。残された時間は少ない。マラは愛娘ペリースに、かつて恋人であった老雄ブラゴンと連れ立って、時間を止めることができるという時の鳥を探すよう命じる。かくして時の鳥を求める大冒険の旅が始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かいこ
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大人の絵本って感じ。2017/09/23
udonkusoyarou
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ちょいブスで肉弾ボディのヒロイン「ペリーズ」がよかったです。ちょっとメビウスの「アンカル」に似てるとこが多々あって「神話」とか「時」といったストーリーは少し難解でしたが、クライマックスでしっかりまとめられているし、ラストの「郷愁」の件は感動しました。あと巻中盤のリージュのチャプターから「男の幕の引き方」を学ぶべし!!2013/01/09
kasukade
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フルカラーで絵も上手いしキャラクターも魅力的で話が味気ない。ヨーロッパのファンタジーは戦闘描写はサクッとしているのに息抜きのギャグシーンは大事なところでも出てきたりする。それが日本人からすると物足りなかったり変に入り込めない部分だったりするんだけど主人公たちはしっかり成長して終わる。この漫画の主人公はブラゴンでもペリーヌでもなく『謎の男』。最初から最後までずっとギャグ要因でしかない彼が人間として物語が終わったあとに成長している。特に最後の2ページは彼の「愛」と「郷愁」ある行動に感動してしまう。2012/12/16
fap
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ファンタジーな冒険なんだけど読みづらい。 絵の出来に関しては私にはよくわからないが、 これは漫画ではなく絵物語だ。 結局あの人とかあの人はその後どうなったのよ と言いたくなることしきり。 「それは全然別の話なんじゃよ」 2022/04/04
ピリカ・ラザンギ
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巻き貝に閉じ込められていたラモールが復活し、世界(アクバル)が滅ぶので各種アイテムを探して復活を阻止しようとする話。濃密でボリュームがあるのと、やはり日本のコマ割り(すべて四角形で1P三段が基本)とは違うので少し疲れる。すべてカラーだけれど、フルーがフィールドを張る描写が良い感じ。あとリージュのしもべのアルダートがかわいい。最初方の伏線を回収するのはバンドデシネ的うまさがあるのだけれど、謎の男は結構ヤバイことをしてきた割には許されすぎな気がする・・・。2018/06/14