俄を演じる人々―娯楽と即興の民俗芸能

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俄を演じる人々―娯楽と即興の民俗芸能

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  • サイズ A5判/ページ数 273p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864051569
  • NDC分類 386.8
  • Cコード C1039

内容説明

演技の共同体と演者たち。その年の祭礼だけで上演され、台本や記録を残さないことが多い「俄」。世相風刺や機知に富む滑稽な芝居は、いつ頃から作られ、どのように上演されてきたのだろうか。北部九州での現地調査から、制作と上演の様子をつぶさに観察し、この即興芸能が創出される現場をリアルに捉える。

目次

序章 本書の視座―現代民俗学としての民俗芸能研究に向けて
第1章 “芸”としての俄の成立―幇間芸から民俗芸能へ(俄の誕生―近世大坂での展開から;近代以降の俄の変遷―福岡県を事例に;今日の俄とその特徴―民俗芸能としての俄へ;おわりに)
第2章 向上会の誕生―大正期における祭礼の資源化と演者集団の組織化(大正期における高森町の地域概況;南郷谷の夏祭りから熊本県下の夏祭りへ;「肥後の三馬鹿騒ぎ」の誕生;祭礼の改良にみる地域振興としての風鎮祭;向上会の結成;おわりに―風鎮祭における「大正一五年」という時期)
第3章 俄を演じる人々―“演技の共同体”の継承実践(向上会の活動内容;風鎮祭における向上会の活動;向上会の人々;向上会員になる;高張として関わる;おわりに)
第4章 俄の演技が生まれるとき―やり取りの“場”からみる演技の創出(風鎮祭における俄の演じられ方;俄の演技の作られ方;俄の縁起を生み出すもの―即興と定型;おわりに)
終章 結論―現代における民俗芸能の継承プロセスと創造性

著者等紹介

松岡薫[マツオカカオル]
1982年福岡県生まれ。2018年筑波大学大学院人文社会科学研究科歴史・人類学専攻修了、博士(文学)。専門は、民俗学と民俗芸能研究。現在は、天理大学文学部歴史文化学科考古学・民俗学研究コース講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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こちむ

2
時間と労力をかけてまとめあげられた本。 地元の大好きな祭がこのようにしっかりと文化として内外に認められたことを心から嬉しく思います。 2022/08/07

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