内容説明
「歌舞伎を読む」は、主に今日上演されている作品を中心に、「物語」のテーマごとに一巻にまとめたアンソロジーです。原作から台詞と詞章を大胆に抜粋し、その場面の状況設定を現代語で補って読みやすくしました。脚注では、言葉の意味や洒落の説明だけでなく、登場人物の役柄や、役者の芸の見どころ聞きどころも分かります。
目次
第1章 大和路の風景(『妹背山婦女庭訓』;『中将姫古跡の松』;『良弁杉由来』)
第2章 平安朝の文化(『競伊勢物語』;『倭仮名在原系図』;『小野道風青柳硯』;『積恋雪関扉』)
第3章 揺らぐ王権(『雷神不動北山桜』;『菅原伝授手習鑑』;『奥州安達原』;『暫』)
著者等紹介
大矢芳弘[オオヤヨシヒロ]
1964年、東京に生まれる。1987年、学習院大学法学部を卒業。演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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