フレームの外へ―現代映画のメディア批判

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フレームの外へ―現代映画のメディア批判

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  • サイズ 46判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784864051439
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C1074

内容説明

あらゆる画面が我々を囲み、新たな「自然」となりつつある現在。文字情報に奉仕する映像と音に操られてしまわないために、我々はこの環境といかにして向き合うべきか。フレームの「内」と「外」、画面と音声の関係を軸に、ロッセリーニ、ブレッソン、ゴダール、ストローブ=ユイレ、さらにアメリカや日本の戦後映画をたどり、ロシア、南米、中東などの先鋭的な映画作家まで、「フレームの外へ」と分析の眼差しを向ける現代映画論。

目次

「外」の発見に向かって
イン&アウト―顕微鏡とリレー
リアルというフレームの行方―「リアリズム」の流れを読む
フレームを閉じることと開くこと
想像力は消えた―アメリカ映画史における追跡と撃ち合い
「時代劇」から上演の映画へ
『ミュリエル』から『和解せず』へ
ゴダール、小津から「ソ連映画」へ
闇から浮上する身体へ―メディア批判の視点から見た第二次大戦後の日本映画
現代映画の軌跡―フレームとサウンドのクリティカル・ライン
メディア・イメージに抗って―エジプト・スペイン周辺、ラテンアメリカ現代映画
トランスナショナルなメディア批判映画の現状

著者等紹介

赤坂太輔[アカサカダイスケ]
映画批評家・映像論。立教大学講師。1994年にポルトガル取材後、1997年、1999年にアテネ・フランセ文化センターで開いた「ポルトガル映画講座」を皮切りに、2003年よりシネクラブ&ウェブサイトであるnew century new cinemaを立ち上げ、世界の日本未公開作品や作家の紹介上映活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

gu

3
思考を操るメディアの映像と、映像が思考を操るメカニズムに対する批判的思考を育む「現代映画」。見る者をフレーム内に留まらせるか、フレームの外を想像させるか。対立軸はきわめて明快だが、言及される作品の膨大さに翻弄される。それが読みどころでもある。2024/09/12

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1
単一の意味への隷属を求めるメディアのフレームに抗う映画を「上演の映画館」と呼び、世界の映画史からその潮流を浮かび上がらせ、現代映画の意義を肯定するという、シンプルで力強い論旨を大量の作品への言及で。2020/11/16

TOMYTOMY

1
必読。シネフィル向けと思われても実は、現状のあふれるメデイアの示唆にも。 ブレッソンと成瀬の偉大さ!2019/12/26

ふいろそふいかるぞんび

0
網羅的かつ詳細な内容なので八章の戦後日本映画の箇所だけ。小津・溝口・内田といった先達の作家たちの取り組みとは違う領域で、積極的に暗い画面を取込み、あえて人物を位置関係を混乱させるようを配置を実践してきた大島・吉田を代表する世代の作家たち。70~80年代を通過しTV的なシステムに完全にとってかわられた90年代において、外部であり続けた北野や、暗い画面の継承者としての黒沢、「上演」の映画作家である青山・堀などの取り組みがふりかえられる。また暗い画面の端緒として黒澤『白痴』が取り上げられているのが面白かった。2026/05/19

Arol Color

0
現代日本映画のところだけ2021/07/29

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