内容説明
あらゆる画面が我々を囲み、新たな「自然」となりつつある現在。文字情報に奉仕する映像と音に操られてしまわないために、我々はこの環境といかにして向き合うべきか。フレームの「内」と「外」、画面と音声の関係を軸に、ロッセリーニ、ブレッソン、ゴダール、ストローブ=ユイレ、さらにアメリカや日本の戦後映画をたどり、ロシア、南米、中東などの先鋭的な映画作家まで、「フレームの外へ」と分析の眼差しを向ける現代映画論。
目次
「外」の発見に向かって
イン&アウト―顕微鏡とリレー
リアルというフレームの行方―「リアリズム」の流れを読む
フレームを閉じることと開くこと
想像力は消えた―アメリカ映画史における追跡と撃ち合い
「時代劇」から上演の映画へ
『ミュリエル』から『和解せず』へ
ゴダール、小津から「ソ連映画」へ
闇から浮上する身体へ―メディア批判の視点から見た第二次大戦後の日本映画
現代映画の軌跡―フレームとサウンドのクリティカル・ライン
メディア・イメージに抗って―エジプト・スペイン周辺、ラテンアメリカ現代映画
トランスナショナルなメディア批判映画の現状
著者等紹介
赤坂太輔[アカサカダイスケ]
映画批評家・映像論。立教大学講師。1994年にポルトガル取材後、1997年、1999年にアテネ・フランセ文化センターで開いた「ポルトガル映画講座」を皮切りに、2003年よりシネクラブ&ウェブサイトであるnew century new cinemaを立ち上げ、世界の日本未公開作品や作家の紹介上映活動をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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