大衆文化とナショナリズム

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大衆文化とナショナリズム

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  • サイズ A5判/ページ数 339p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784864050951
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C1036

出版社内容情報

共感と共犯の文化史アニメ・音楽・映画・小説などの大衆文化は、国家やエスニックグループの境界を溶かし、〈共感の共同体〉をつくり上げてきた。しかしときにナショナリズムと共犯関係を取り結ぶこともある。強い求心力の裏に複雑な様相をのぞかせる大衆文化に、日韓の論者がそれぞれの切り口で挑む。

まえがき──大衆文化とナショナリズムの深い関係=山田奨治
  *
「日本大衆文化とナショナリズム」学際的研究の必要性=朴 順愛

[? 伝統文化/文学]
1 茶の湯文化の政治性──あるいは茶の湯文化をポピュラー文化で扱うことの政治性=谷川建司
2 宮城道雄の庶民的ナショナリズム=申 昌浩
3 半井桃水『胡砂吹く風』と「朝鮮」──大衆性の行方=全 美星

[? 表象/アニメ]
4 東京オリンピックプレ・イベントとしての赤と白の色彩──エンブレムとブレザーが喚起したナショナリズム=竹内幸絵
5 「文化圏」としての『ガールズ&パンツァー』──サブカルチャーをめぐる産官民の「ナショナル」な野合=須藤遙子

[? 外来文化/在日文化]
6 「韓流ブーム」から「嫌韓ムード」へ──対韓ナショナリズムの一側面=市川孝一
7 一九五〇年代におけるソビエト文化受容──文化運動と日本的なものとの結びつきを中心に=吉田則昭
8 「在日」文化とナショナリズム=尹 健次

[? スポーツ]
9 日本のスポーツナショナリズム──プロレスラー力道山を中心に=朴 順愛
10 戦後日本の人気スポーツとナショナリズム=寺沢正晴
  *
あとがき=谷川建司

朴 順愛[]

谷川 建司[タニカワ タケシ]

山田 奨治[ヤマダ ショウジ]

内容説明

国家やエスニックグループの境界を溶かし、“共感の共同体”をつくり上げる大衆文化は、ときにナショナリズムと共犯関係を取り結ぶ。強い求心力の裏に複雑な様相をのぞかせる大衆文化に、日韓の論者がそれぞれの切り口で挑む。

目次

1 伝統文化/文学(茶の湯文化の政治性―あるいは茶の湯文化をポピュラー文化で扱うことの政治性;宮城道雄の庶民的ナショナリズム;半井桃水『胡砂吹く風』と「朝鮮」―大衆性の行方)
2 表象/アニメ(東京オリンピックプレ・イベントとしての赤と白の色彩―エンブレムとブレザーが喚起したナショナリズム;「文化圏」としての『ガールズ&パンツァー』―サブカルチャーをめぐる産官民の「ナショナル」な野合)
3 外来文化/在日文化(「韓流ブーム」から「嫌韓ムード」へ―対韓ナショナリズムの一側面;一九五〇年におけるソビエト文化受容―文化運動と日本的なものとの結びつきを中心に;「在日」文化とナショナリズム)
4 スポーツ(日本のスポーツナショナリズム―プロレスラー力道山を中心に;戦後日本の人気スポーツとナショナリズム)

著者等紹介

朴順愛[パクスンエ]
(韓国)湖南大学校教授。社会学

谷川建司[タニカワタケシ]
早稲田大学政治経済学術院客員教授、国際日本文化研究センター客員教授。映画史、大衆文化研究

山田奨治[ヤマダショウジ]
国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授。情報学、文化交流史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Toska

16
日韓の研究者による共同プロジェクトが生み出した論集。この事実自体が、韓国など外国から見た日本論のとっかかりとしてポピュラー・カルチャーの存在感が高まった現代の趨勢を如実に表している(「あとがき」より)。扱われている題材も茶の湯や宮城道雄から力道山、韓流vs嫌韓、「ガールズ&パンツァー」など多彩。茶の湯はハイカルチャーだろ!と思いきや、歴史映画や大河ドラマに描かれた茶の湯像の変遷を見るというひねりの利いた論考(谷川健司)だった。2025/03/11

tnk

1
「文化圏」としての「ガールズ&パンツァー」、茶の湯文化の政治性、宮城道雄の庶民的ナショナリズムなど、タイトルからして興味を惹かれる論考がそろう。2023/03/11

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