内容説明
愛染王法をはじめとする密教修法の身体観、中世神話と霊性、梵字悉曇と観想・胎生学、生成する書物などを中心に、中世日本の宗教文化とテキストを探究。神仏が出会い、新たな神話や儀礼、修法などが生み出された混沌たる中世的知のありかを見すえる。
目次
神話の変奏
第1部 愛染明王と修法の身体
第2部 霊性と神学の十三世紀
第3部 秘教的世界と神話の建立
第4部 文字・観想・身体
第5部 書物の中世
おわりに―建立する中世へ
著者等紹介
小川豊生[オガワトヨオ]
1953年生まれ。国学院大学文学部文学科卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士課程前期修了。博士(文学、立教大学)。現在、摂南大学外国語学部教授。専門は古代・中世文学、和歌文学および中世宗教文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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