内容説明
日中戦争下の1939年に開催されたニューヨーク・サンフランシスコ両万国博覧会では、当時悪化していた対日イメージを改善するため、どのような「日本」を提示したのか。美術品・映画・写真・建築などの出品物とその展示方法を通して詳細に検証する。
目次
はじめに 国家宣伝としての「日本」のイメージ
1 ニューヨーク・サンフランシスコ万国博覧会と日本
2 「国家」の表象としての美術
3 対外文化宣伝映画に描かれた「日本」のイメージ
4 写真壁画の中の「日本」
5 モダニストと「日本的なもの」
おわりに アメリカで報道された「日本」のイメージ
著者等紹介
山本佐恵[ヤマモトサエ]
1969年生まれ。2010年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程修了。博士(芸術学)。日本大学ほか非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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