内容説明
古代から、少子高齢化に直面する現代まで、男女の出会いと結婚、家と家族の営み、育児や老いの問題など、家族と結婚の日本史を一冊でわかりやすく解説する。さまざまな変化をたどってきた家族のあり方の歴史と現在。
目次
第1章 古代―共同体に育まれる家族(性・愛・結婚;家族・生活)
第2章 中世―「家」成立の時代
第3章 近世―嫁入り婚と小家族の展開
第4章 近代―都市家庭の形成と結婚観の変化
第5章 現代―多様化する家族と結婚のかたち
著者等紹介
服藤早苗[フクトウサナエ]
埼玉学園大学教授。専攻は日本古代史、家族史、女性史
伊集院葉子[イジュウインヨウコ]
専修大学大学院博士後期課程。専攻は日本古代史
栗山圭子[クリヤマケイコ]
立教大学・埼玉学園大学ほか非常勤講師。専攻は日本古代中世史
長島淳子[ナガシマアツコ]
国士舘大学非常勤講師、早稲田大学エクステンションセンター講師。専攻は日本近世史、女性史
石崎昇子[イシザキショウコ]
専修大学ほか非常勤講師。専攻は日本近現代女性史、ジェンダー史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きなこ
7
日本における古代から現代の家族、結婚観の変遷を書いた本。かなりフェミニズム視点に寄っている感はあるけど、面白かった。宗教の影響とか大きそうだし、海外の歴史も知りたいと思った。2020/09/18
ぽん
2
古代・中世・近世・近代・現代に分け、その時代の結婚や離婚、家庭生活、出産、仕事などについて書かれている。 具体例があげられており、それが結構面白い。 2013/02/17
Jimmy
1
日本の古代から現代までの、結婚や男女交際の形のまとめ。考え方の変遷を辿ると視野が広がってとても良い。2022/12/26
ミィさん
0
古代から現代までの家族と結婚のあり方が網羅されている。1冊の本にまとまっている本は珍しいのオススメ。しかし、ジェンダーの視点からという副題のとおり、あまりにも女性を社会的弱者とみなした切り口に偏っている。2015/03/11