内容説明
「うた」と「神話」は、論理から遠く離れた、人間の無意識の感情のなかから生まれてくるのではないだろうか。日琉の「うた」が織り成す豊潤なイメージ世界を神話学の手法で読み解き、「うた」の生まれる根源をさぐる。
目次
影(朝影考;きよら影)
聖水(麗しき山、清冽なる水、あれる乙女;月の雫、花の露、若水;枯野断章)
言霊(言霊、あるいは浮遊するイメージ;影、魂の相貌)
玉(玉と麻糸と蛇;うたう狢)
蝶と蛇(あやはべる―美しい蝶;三輪山から漲水御嶽へ)
著者等紹介
福寛美[フクヒロミ]
1962年生まれ。学習院大学文学部国文学科卒業。同大学院人文科学研究科博士後期課程単位取得退学。文学博士。現在、法政大学兼任講師。法政大学沖縄文化研究所国内研究員。琉球文学、神話学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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