感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MUNEKAZ
12
刊行予定の織豊編との兼ね合いか濃尾の武将は薄目で、駿遠三のが多く立項されている。なので衰退する今川に尽くすか、勢いに乗る武田、徳川につくかという葛藤が、どの武将でも見られるのが印象的。武田に寝返って勝ち馬に乗れた気がしても、甲州征伐で族滅したり、あるいは今川に殉じても子孫は幕臣として生き残れたりと、とかく運命とはわからないものである。末尾に稲葉一鉄が置かれているが、斎藤→織田→豊臣→徳川とこの生き残りサーフィンの波を的確に乗り切った凄み(というか運)を、まざまざと感じさせるところである。2024/08/31
スプリント
6
著名な戦国大名が多いだけあって取り上げている武将も有名どころが揃ってます。 三河・遠江の歴史ある国衆が取り上げられているのも素晴らしい。2024/12/31