感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MUNEKAZ
10
このシリーズだと扱っている地域が一番狭い。武田氏による統一が成功した(穴山も小山田もみんな武田家臣になった)甲斐と、守護・小笠原家の分裂で国衆が割拠する信濃の対比が、各武将の肖像を読むことで実感できる。出色は穴山信友・信君の章で、「酒」をキーワードに武田氏の取次役を務めた国衆の苦労を描いている。得てして詳しいウィキペディアになりがちなこのシリーズでは珍しく、ちゃんと「読み物」として面白い。あとこういうアンソロジーで読むと、平山センセとか一般書を多く書いている人の章は、さすが読みやすい文章だとつくづく思う。2024/09/03
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