内容説明
戦国史上、トップクラスの築城技術。くり返された対外戦争と築城のあり方を分析し、信長に滅ぼされた戦下手のイメージを覆す!本拠・一乗谷城と支城群をはじめ51城を一挙掲載。
目次
総説 越前朝倉氏戦いの軌跡
第1章 本拠・一乗谷と周辺の城郭
第2章 朝倉一族と家臣の城郭
第3章 朝倉・織田氏に翻弄された若狭国衆の城郭
第4章 朝倉氏が国外遠征で築いた城郭
第5章 織田軍との抗争と城郭
第6章 越前一向一揆時代の城郭
第7章 織豊政権時代の城郭
著者等紹介
佐伯哲也[サエキテツヤ]
1963年(昭和38)、富山県富山市に生まれる。1996~2003年(平成8~15)、富山県・石川県・岐阜県の中世城館跡調査の調査員として各県の城館を調査。山岳信仰研究の論文も多数発表している。現在、北陸城郭研究会会長、富山の中世を語る会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金監禾重
6
朝倉氏とタイトルにあるが、滅亡後の一揆時代や織田統治時代も扱う。著者によると朝倉氏は義景に限らず歴史的に侵攻下手で、格下領主の攻略に手間取る例が目立つ。一方大軍を動かす戦国大名としての力量は元亀年間で言えば織田・毛利・武田・北条に次ぎ5本の指に入るとする(上杉・大友も入るのでは)。城の解説は詳細で縄張り図も見やすい。畝状空堀や巨大な堀切のある土木作業量の大きな城が多いように見受けられる。不満があるとすれば、一乗谷全体の防御が鳥瞰イラストだけで図がないこと。2021/06/07
オルレアンの聖たぬき
2
朝倉氏すごいという感想した浮かばない。技能を凝らした築城や戦術思想。織田信長に何も劣らない技術を持っていた。惜しむらくは守るものたちに恵まれなかった。だけど朝倉は戦国屈指の力量があったんだと思い知らされた。2021/01/27
長重
0
城郭シリーズ初めて読んだけど 【立地】【城主・城歴】は興味深かったが【城跡】って遺構解説部分が無理でした😅 合戦って部分をもっと詳しく書かれている物と想像してました。 城跡が好きな人じゃないと楽しめない書籍かも( ´ . _ . ` )ションボリ2021/07/25