内容説明
戦国を勝ち抜いた天下人の生涯を、その一族・家臣・伝承を交え二〇〇点を超える写真・図版で描く秀吉伝の最新決定版!!
目次
トピックス 幻といわれた「京都新城」の遺構発見!
第1章 信長との出会いと長浜城主へ
第2章 長篠、播磨攻めなど戦いの日々
第3章 本能寺の変から天下人へのみち
第4章 全国統一、そして朝鮮出兵へ
第5章 秀吉を支えた一族と家臣
第6章 語り継がれる秀吉像
著者等紹介
柴裕之[シバヒロユキ]
1973年、東京都生まれ。東洋大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程満期退学。博士(文学)。現在、東洋大学文学部非常勤講師、千葉県文書館県史・古文課会計年度任用職員。戦国・織豊期の政治権力と社会についての研究を専門とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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サケ太
21
秀吉ほど物語的なフィルターが多重にかかった人物はいないじゃなかろうか。現在では英雄像、理想像を信長に負わせているなら、秀吉は現在はラスボス(悪玉)的な役割を大きく負わされている気がする。そんな秀吉の”最新”の姿が知れる良書。深くというよりは、ある程度広く書かれておりわかりやすい。中国大返しの進軍速度については割とさらっと当時としては普通のものだった事や当時は猿と呼ばれていなかった事が書かれており、信頼がおける。「人たらし」と「残虐者」としての姿が矛盾せずに同居している秀吉という人物の魅力が知れた。2020/07/13
m__akiyoshi
4
写真や地図が豊富で、時系列に1区分見開き1〜2ページくらいで纏められていてとても読みやすい。柴田勝家滅亡後の織田信雄と秀吉の主従関係を、小牧・長久手の戦いを経てうまく逆転させている。秀頼も片桐且元とこれが出来れば徳川将軍の下で続き…やっぱりダメか。2021/08/28
さとまる
3
フルカラーの図説シリーズだけあって写真や図版がふんだんにつかわれていてわかりやすい。が、唐入り前後の秀吉の変貌については、この本をよんでもよくわからなかった。2020/07/21
katashin86
2
最近大河ドラマでは毎度ヤバい性格に描かれる太閤秀吉について、その事績を改めて勉強できるまとまった入門書。歴史に興味を持った小学生以来の認識を改めるところも各所に。2023/10/12
Abercrombie
2
特に斬新なネタはなく、広く浅く豊臣秀吉について解説しているだけ。物足りない。2023/11/25