内容説明
明らかになる巨大城郭、洲本城の歴史!安宅、脇坂、蜂須賀氏と受け継がれてきた淡路島支配の拠点城郭。日本で3例しか現存しない貴重な「登り石垣」に着目するほか、縄張り・出土遺物・城下町などを多角的に検討し、新たな地平を切り開く!
目次
第1章 遺構面からの研究(洲本城の遺構調査から;洲本城の構造と形態;洲本城と城下町に関する一考察;脇坂・池田・蜂須賀領における淡路洲本城の変遷)
第2章 構築物からの研究(洲本城および城下町の建築;洲本城の消長―石垣編年の視点から)
第3章 遺物からの研究(洲本城・由良城の発掘調査;淡路における城郭瓦の展開―岩屋・由良・洲本の諸城跡を中心として;池田氏の桐紋瓦の再検討―加藤得二・有本隆氏説への疑問)
第4章 誌上復元の試み(洲本城の誌上復元について)
第5章 進展した洲本城研究(近世における洲本城の存在形態―山上・山麓の城郭のあり方;洲本城保存・整備上の課題等について;絵葉書から見た近代の洲本城跡)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしうし
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1995年に出版された書籍の改訂新刊。天正~慶長年間初期に脇坂安冶によって総石垣の城に改修された淡路洲本城の詳細な解説本。複数の城郭研究者による論考が収録されているが、高田徹氏が寛永年間の蜂須賀段階に「上の城」には手が加えられていないと考えるのに対し、谷本進氏は「本丸南門を作る内枡形虎口の強固な石塁」を寛永12年頃に比定する。洲本城の特徴的な遺構である登り石垣については、文中で頻繁な言及はあるものの、その構造についての詳細な検討がなかったことについては少し残念。2017/04/24
Ryuji Saito
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