目次
研究動向と本書の構成
第1部 織田政権の形成と展開(織田信長「天下布武」印の書札礼;織田信長花押の変遷;織田信長の入京と「下京中出入之帳」;織田政権下の堺と今井宗久;織田政権の津湊支配)
第2部 織田政権の地域支配(柴田勝家発給文書と地域支配;明智光秀文書とその領域支配;織田政権の東国進出と河尻秀隆;織田政権と真田昌幸)
第3部 関連史料の検討(尾張国安井家文書について;越前溝江家文書について;『甲陽軍鑑』収録の信長文書)
著者等紹介
柴辻俊六[シバツジシュンロク]
1941年、山梨県に生まれる。1964年、早稲田大学教育学部卒業。1970年、早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。文学博士。元日本大学大学院非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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四不人
1
多くが以前に雑誌掲載された論文を収録しているので、斬新というわけではない。序章にあるように、最近の信長研究の流行である「信長の保守的な側面」の強調について、「そこまで言われると反発がしたくなる」という意見に共感する。光秀の領域支配についての新論のまとめにあるように、やはり「織田政権は戦国大名とは明らかに異なる段階の政治権力」という見方は依然として有効だと思うんだがなあ。柴辻さんはデータにもとづいた議論ができる貴重な学者なのだ。 ・・・おっと、これがちょうど1000冊目だ。2020/06/25
相馬
0
うーん,書状や花押の話がメインの論文集で,ちと難しかった。2017/06/29