北条氏綱と戦国関東争奪戦

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864032018
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

偉大な父伊勢宗瑞のあとを継ぐも、正当に評価されずにきた氏綱の生涯。その隠れた名将の軌跡を、さまざまな史料を駆使して解き明かす!

目次

第1部 二代氏綱への代替わりと領国整備(武蔵・安房への出兵;文芸にも秀でていた氏綱)
第2部 氏綱による在地支配の様相(氏綱と在地寺社の関係;氏綱と在地勢力)
第3部 北条氏綱の鶴岡八幡宮造営(氏綱の主導により進められた鶴岡八幡宮造営;『快元僧都記』に見る戦国時代の職人衆)
第4部 氏綱による北条氏権力の確立(氏綱と浄土真宗との関係;氏綱による関東平定戦)

著者等紹介

湯山学[ユヤママナブ]
1928年、静岡県に生まれる。中央工業専門学校中退。神奈川県藤沢市役所に勤務。現在退職。戦国史研究会・地方史研究協議会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mマジパン

1
「新九郎、奔る!」関連で読んでみた。コミック時間では氏綱はまだ生まれたばかりだが、結論から言うと、父新九郎(伊勢宗瑞)や子の氏康とは違った意味で大変な傑物だと思う。二代目は守成なんてとんでもない。本書は湯山さんの例によって大部分は膨大な一次資料の紹介だ。それはそれで氏綱が合戦とかがないときに何をやっていたかがわかって興味深い。室町末期から戦国初期の南関東社会がリアルに描かれる。この地域をよく知る住民にとっては結構魅力的だと思う。2025/03/05

ぎじぇるも

1
戎光祥の編集長曰く湘南物語に連載されたものを編集再構成して書籍にしたものらしい。 そのためか一冊の読み物として系統だててるものではなく、一つ一つの項目ごとに文脈を構成してるのでそこを理解しないと読みにくいかもしれない。 内容としては普通の歴史書では書かれないような事柄、例えば領内の浄土宗との関わりや越中国の一向一揆との関わり、自社の造営に関わった僧侶や相模国内の刀工、氏康が蹴鞠を教わった人間などこの本でしか知れない(当然素の史料にはあるが)内容のものが多い。 間違いなく名作。2019/06/09

Ryuji Saito

0
2016年136冊2016/08/31

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