目次
総論 信濃小笠原氏研究の軌跡と成果
第1部 鎌倉・南北朝期の小笠原氏(小笠原遠光・長清一門による将軍家菩提供養;南北朝初期幕府軍事体制の一様態―信濃国の場合;信濃国における「観応攪乱事件」について)
第2部 室町前期の小笠原氏(守護小笠原氏の分国支配;大塔合戦研究序説;応永~永享期の関東における信濃小笠原氏の動向とその役割)
第3部 室町後期・戦国期の小笠原氏(小笠原氏の内訌をめぐって;足利義材政権と小笠原氏―小笠原同名氏族間交流と故実の相承;小笠原長時の外交活動と同名氏族間交流;小笠原貞慶の中興をめぐって;中世の小笠原文書と「勝山小笠原文書」の成立)
第4部 信濃小笠原氏の一門(信濃国佐久郡大井荘・伴野荘地頭 小笠原流大井・伴野両氏について)
著者等紹介
花岡康隆[ハナオカヤスタカ]
1983年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科修士課程修了。現在、長野県伊那弥生ヶ丘高等学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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MNK2
3
武田晴信に領地を逐われ流浪の人のイメージが強かった、小笠原長時。本書を読んで長時、貞慶に対するイメージが変わりとても面白かった。三好長慶との関係性や、小笠原氏族に対する認識が深まった。2017/02/28
相馬
2
一番興味深かったところは、石見、京都小笠原氏などの同族との交流、協力がずっと続いていたこと。阿波小笠原氏系(諸説有るようだが)の三好氏とも関わりがあり、深志を追われた長時は三好長慶の元にいたことがあったこと。もう一つは、赤沢朝経が小笠原一族だったこと。2016/06/13
フランソワーズ
1
信濃小笠原氏の一冊にまとまった歴史一般書がなく、ちょっとレベルは高いけど、読んでみました。鎌倉時代〜近世(小笠原貞慶)あたりまでしっかりカバーされているし、大塔合戦と室町時代の小笠原氏の内訌も章を設けている。目当てであった天正壬午の乱と小笠原氏も、長時・貞慶、それに京都小笠原氏もあるし。とりあえずこれ一冊あれば、私のレベルでは十分にすぎる。2020/09/03
Ryuji Saito
0
2024年72冊目。2024/10/08
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