内容説明
「戦国おおさか」を舞台とした三好一族興亡の歴史と知られざる城館の姿が、政治権力・都市・文化・キリシタン史など多彩な執筆陣により、今、ここによみがえる!
目次
総論 戦国時代の河内と三好長慶―城・都市・キリシタン
第1章 河内の城と都市(飯盛山城の構造と歴史的位置;城郭史における河内の城郭;発掘調査成果からみた私部城;河内の寺内町と都市論)
第2章 三好長慶の政治と文化(三好長慶と山城の文化;河内の城と文芸;阿波三好氏と勝瑞城館;三好長慶と寄合の文芸)
第3章 河内キリシタン(河内キリシタンの動向と展開;烏帽子形城とキリシタン;摂河地域のキリシタンと戦国宗教史)
著者等紹介
仁木宏[ニキヒロシ]
1962年生。現在、大阪市立大学大学院文学研究科教授
中井均[ナカイヒトシ]
1955年生。現在、滋賀県立大学人間文化学部教授
中西裕樹[ナカニシユウキ]
1972年生。現在、高槻市立しろあと歴史館事務長兼歴史民俗資料館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
6
タイトルに三好長慶とあるがあまり期待しない方がいい。飯盛山城が一番のメインだが、内容的には三好氏の城(主に河内)と河内キリシタンについて。飯盛山城は城下町は設置しなかったが、三好支配地を睥睨するのに絶好の場所であったことがよくわかった。河内キリシタンには高田飛騨守(右近の父)やフロイス曰く最良のキリシタンの一人三箇サンチョという人物も居て、民衆にも広くキリスト教が布教されていて、キリシタン史的にも重要だそうだ。2017/11/09
Ryuji Saito
0
2015年118冊目2015/11/23