戎光祥中世史論集
甲斐源氏―武士団のネットワークと由緒

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  • サイズ A5判/ページ数 254p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784864031769
  • NDC分類 288.3
  • Cコード C3021

内容説明

武田家をはじめとし、小笠原・南部・三好など日本全国に繁延した名門一族の実態を、ネットワークと由緒というキーワードから捉えなおす。

目次

甲斐源氏研究の現在
第1部 甲斐源氏のネットワーク(義光流源氏の成立;治承・寿永の内乱と甲斐源氏;甲斐源氏の軍事行動と交通路;造仏活動と信仰に見る甲斐源氏のネットワーク―武田氏所縁、三組の阿弥陀三尊像をとおして;鎌倉時代における安達氏と小笠原氏の連携―女性と寺社の視点から)
第2部 甲斐源氏の由緒(信濃小笠原氏の故実と由緒の創出;三好氏と四国に伝わる甲斐源氏の由緒―阿波・土佐に伝わる伝承を中心に;安芸・若狭・甲斐武田氏の由緒形成;再生された甲斐源氏・武田氏の由緒)

著者等紹介

西川広平[ニシカワコウヘイ]
1974年、神奈川県生まれ。2010年、中央大学大学院文学研究科日本史学専攻博士後期課程修了。2011年、博士(史学)中央大学。山梨県立博物館学芸員を経て、現在、山梨県庁富士山保全推進課・山梨県立博物館副主査。甲府市文化財調査審議会委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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onepei

5
おもしろかった。 安芸・若狭は登場したが、上総はどうした2020/03/29

あまたあるほし

0
小笠原家や阿波武田の話など武田好きにはたまらない内容。2016/01/03

NyanNyanShinji

0
甲斐武田氏は甲斐国で起こりその守護大名であったのが、信玄で一気に天下を志向したと思い込んでいた。その起源は八幡太郎源義家の弟新羅三郎こと源義光を祖として、常陸の佐竹氏から分かれて甲斐国の武田に移り,その地名を姓とした一族で、さらにそこから分かれた小笠原氏から東北の南部氏や四国の三好氏と拡がる。また甲斐武田氏総領家は安芸さらに若狭に移り、甲斐に残った武田氏は本流でなかったのだが,若狭武田氏の滅亡によりその権威を旧守する形で武田信玄が台頭したと言う。壮大なファミリーヒストリーでした。2023/11/22

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