内容説明
野に埋もれゆく「兵どもの夢の跡」を克明に記録するため、すべて歩いて実測した図面類と、文献史料や伝承の数々。そして画家の筆致で描く美しいカラー鳥瞰図43葉を収録、著者が生涯をかけた前人未踏の“城館調査バイブル”。
目次
第1部 山梨市・甲州市(中村氏屋敷;関金平屋敷(田安陣屋)
栗原氏屋敷 ほか)
第2部 南アルプス市・市川三郷町・富士川町・身延町・早川町・南部町(金丸氏館;須沢城;笹砦 ほか)
第3部 鳴沢村・富士河口湖町・忍野村・山中湖村・西桂町・道志村・富士吉田市・都留市・小菅村・丹波山村・大月市・上野原市(鳴沢口留番所(鳴沢関)
長浜口留番所
女坂峠砦 ほか)
著者等紹介
宮坂武男[ミヤサカタケオ]
1932年(昭和7)、長野県下諏訪町生。信州大学教育学部卒業。茅野市立永明小学校校長、岡谷市教育委員長等を歴任。教職のかたわら昭和50年代から本格的に山城の研究に没入し、以後、30数年の間に県内外の山城を悉皆調査する。洋画家でもあり、その筆をもって描かれた鳥瞰図の美しさ、正確さは言を待たない。現在、県文化財保護協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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