中世武士選書
大内義弘

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  • サイズ B6判/ページ数 196p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784864030762
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

将軍義満に従い九州平定・南北朝合一を実現するも朝鮮交易などで得た権勢を疎む義満軍と堺で決戦し敗死する。周防山口に、京文化をも華咲かせた魅力溢れる猛将の生涯。

目次

第1部 周防大内氏の勃興と展開(大内氏の系譜;鎌倉時代の大内氏;大内弘世)
第2部 大内義弘の活躍と将軍義満(九州への出陣;康暦の内戦;義満の厳島参詣;明徳の乱と南北朝の合体;九州の実権を掌握する)
第3部 応永の乱と義弘の敗死(応永の乱;大内氏の権力構造;義弘の余光)

著者等紹介

松岡久人[マツオカヒサト]
大正7(1918)年、大分県生。広島文理科大学史学科卒業。元広島大学文学部教授。広島大学名誉教授。平成21年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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BIN

6
大内氏の始まりから大内義弘の死までを解説。特に父弘世と義弘について詳しい。弘世が長防で地盤固めし、義弘で無双して中央にも名をはせた感じです。史実だけ書かれただけでなく、当時の権力構造などにも詳しい。九州での活躍以外にも南北朝の統一の斡旋までして、南北朝の争いに終止符を成し遂げた名将でした。2017/09/16

夜桜蒼紅

1
いや、これはとてもいい本に出会えたと感激です義弘公のことは勿論のこと、一族の発生から、当時の社会情勢、仕組みなどをおりまぜてわかりやすく書かれているので大内氏について結構深く知ることができたのではないかと思っており満足しております大内義弘公については知らないことが多く武の武将のイメージが強かったのですが、そうではなく文武両道の優れた武将なのだと知ることができました2015/07/20

李孟鑑

1
大内義弘という武将は南北朝時代における重要な人物の一人なのだけど、幕府に謀反を起こしたのが災いしてか、通り一遍の記述で済まされてしまうことが多い。この、松岡久人氏の著作は、そんな私の不満を一気に解消してくれる良書でした。史実を時間に沿って追いながら、そのつど各事象について広く多角的な視点を向け、考察を加えて行く筆致は非常にきめ細やか。たとえば後年、義弘は長年の盟友であった九州探題の今川貞世を讒言で失脚させ、その後、足利義満への叛乱へと向かって行くのですが、……(続く)2014/05/16

吃逆堂

0
氏族の発生から、義弘本人の事跡、その後の展開まで、バランスよく読みやすい。ようやく南北朝以前の大内氏の実像がつかめた。2015/01/18

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