目次
上編 東アジア歴史と文化伝統の継承と交流(中国上古三代城郭制伝統の形成とその性格;長安社火序論;日本の文化的記憶の場と文化伝承;諸葛亮像の塑造の中に見える文化自覚についての試論;日本と中国における泰山文化の交流について―関連研究史と若干のコメント;韓国海女文化の現代的価値と持続性;韓国伝承文化の継承問題―「西便制寳城パンソリ保存協会」を中心に)
下編 東アジア言語と文学伝統の継承と交流(『勧善懲悪集』における『法苑珠林』の継承;物語の冒頭表現が拓く異郷の時間―小さ子譚としての『竹取物語』;伝記的情景の表現―夏敬観による詩歌の評注と彼の人生の境遇との相互的演繹;歌曲と風俗―台湾「日本語世代」の端午と子供の日の記憶探究;分かち合う文化の日本事情―“お裾分け文化”と“プレゼント文化”を考える;『元朝秘史』の音訳漢字の声調について;「切字釋疑」に見える音韻観について)
著者等紹介
馬彪[マヒョウ]
山口大学大学院東アジア研究科教授。歴史学博士(北京師範大学)。1995年以来、北京師範大学歴史学部からの訪問研究者として来日(1995~1999東京大学、1999~2001京都大学)。2002~2014年山口大学人文学部教授、2014年から現職。専門分野は中国古代(秦漢)史
阿部泰記[アベヤスキ]
山口大学名誉教授、梅光学院大学文学部特任教授、長江大学文学院講座教授。九州大学大学院文学研究科博士課程中退。比較社会文化博士(九州大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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